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無くならない食品業界の不正「原因は消費者にもある」

「ココイチ廃棄カツ」は氷山の一角! 世間を賑わせた産廃業者ダイコー、製麺業者みのりフーズを主役とした食品廃棄物横流し事件。しかし、業界関係者への取材では、この件に対する驚きの声は聞こえなかった……。

食品業界を変えたのは消費者!? 投資だと思い、食を見直せ!


食品業界の闇

※写真はイメージです

 食品業界が抱える深い闇は、今後も消えることはないのだろうか。「そもそも、この闇を作り出したのは我々だということを自覚するべきです」と忠告するのは、フードプロデューサーの南清貴氏だ。

「どんな会社でも経営者は、利益を生まなければいけないという宿命があります。だからといって、最初から消費者に粗悪なモノを食べさせて儲けようと考える経営者は少ない。ですが、今、消費者が食品業界に強く要求しているのは、とにかく安いモノ。そうなると企業側もニーズに応えるために、品質が劣っても安いモノを提供せざるをえない。近年、大手スーパーやコンビニなどが力を入れているプライベートブランドも、製造元に経費節減のしわ寄せがいっているだけ。その結果、偽装に手をそめたり、倒産に陥る会社は少なくないです」

 現在までに数多くの飲食店を見てきた南氏は、「個人店を経営することがより困難な時代になっています」と話す。

「飲食店には、調理の技術やオリジナリティに加えて、お金やスタッフや顧客の管理などさまざまな要素がある。さらに近年では、情報サイトにあるランキングで上位にならないと人気店になることが難しい。そこに対してのパフォーマンス力や資金力も必要で、その業務量をこなすのは個人店では難しく、結果的にチェーン店だけが継続しているのが今の構造ですよ」

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「食を消費ではなく、自分への投資」

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