眉村：先に恥ずかしい部分を隠さず見せるのは、心理学的にも理に適ってる。でも実践は難しそうだなぁ。 森林：相手の心を開くには、まず自分から空き場所を差し出すこと。恥なんてかいちゃえばいいんです。そして目指すは“泣きマン”です。 眉村：泣きマン!? 森林：セックスの最中に女性が幸せで涙を流す状態をこう呼びます。体面や立場といった社会性を捨てるくらい、お互いさらけ出し合ったセックスで辿り着く境地です。コツはやはり赤ちゃんになりきるか、そこまでせずとも心を言葉にすればいいと思います。代々木忠監督が『プラトニック・アニマル』という著書で触れています。 眉村：その本、僕も書棚に飾ってます。森林さんとこんな話ができるなんて（笑）。今日は勉強になりました！ 【森林原人氏】 1979年生まれ。名門・筑波大付属駒場高校卒ながら、AVの世界に飛び込んだ異端児。20歳で始めた汁男優からトップに上り詰める。女子SPA！でコラムを連載中 【眉村神也氏】 メンタリズムを駆使したパフォーマンスショーを考案した先駆者。DaiGoやトニー・ジャンの演出を台本から手掛ける。メンタリズム研究会「スリーコール」代表 〈取材・文／週刊SPA！編集部〉