更新日:2016年07月01日 08:03
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『鷹の爪』のFROGMAN主催のイベントが全国1位に!「国宝・松江城での“城攻め”アトラクション」

『秘密結社 鷹の爪』の人気キャラ吉田くん

『秘密結社 鷹の爪』の人気キャラ吉田くん。「しまねSuper大使」も務める彼は、表彰式で主催者の挨拶が始まった瞬間に幟を落し、場内を失笑させるというアニメそのものの行動をしていた

『秘密結社 鷹の爪』などで知られるアニメクリエーターのFROGMAN。彼が昨年主催した「城攻めイベント」が、なんと2015年の「全国で1位のイベント」に選ばれた。正確には「日本イベント大賞」というこの賞は、「JACEイベントアワード」という国内外の優秀なイベントを顕彰する「日本で唯一の表彰制度」の最優秀賞だ。応募のあった126件の2015年に行われたイベントから、なんと選考委員たちが満場一致で大賞に選んだという。  このイベントは昨年11月14日に島根県の松江城で開催された「鷹の爪団のSIROZEME(城攻め) in 松江城」。国宝である松江城を舞台で行われた「戦国時代型チャンバラごっこ」とでも言うべき体験型アトラクションイベントだ。  島根県に在住した経験を持つFROGMANは当時、しょっちゅう松江城に遊びに行き、「攻めたらどうなるんだろう。本当に攻めづらいのか、言うほど機能しないんじゃないか」と妄想していたという。  その経験から「本物のお城でチャンバラをやってみたい!」とこの「SIROZEME」を発案。当初は参加者を2つの軍に分け、朝から晩までチャンバラをする「サバイバルゲーム」的な一大合戦イベントにするイメージもあったが、松江城全体をテーマパークに見立てて、「大手門破り」「白兵戦」「弓打ち、石落とし」などさまざまなアトラクションを巡っていく体験学習的な要素もあるイベントになった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1134995
【日本イベント大賞】_歴史エンターテイメント賞_鷹の爪団のSHIROZEME in 松江_1

昨年11月に行われた城攻めイベントの模様

 当日は600人が参加し、数多くのメディアでも報道されたが、「JACEイベントアワード」の選考委員である経済産業省の西垣淳子氏は「国宝などの文化財の維持・保存に止まらず、それらを活用して観光資源、地域資源にしていくという日本の観光ビジョンをいわば先取りしたイベント。コスプレによるリアリティや、本当に国宝の松江城を使ったうえで城攻めというゲーム性を取り入れたクリエイティビティのあるイベントということで、審査員満場一致で選ばれました」と激賞。
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FROGMANの野望
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クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史

特別付録では「鷹の爪団の秘密基地の全貌」を描き下ろしイラストで大公開

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