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「流行りのボードゲームバーに行く勇気がない…」という人にドイツ系ボードゲームをひとりで遊べるスマホアプリ2選!

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

卯月鮎

卯月鮎

 日本では“ゲーム”というとテレビゲームを指すことが多いですが、海外、特にヨーロッパではアナログのボードゲームやカードゲームが盛んです。なかでもドイツはボードゲーム大国といわれ、毎年7月頃になるとボードゲーム界を代表する権威ある賞「ドイツ年間ゲーム大賞」が大きな注目を集めます。  軽くお酒でも飲みながら、気の合う仲間とテーブルを囲んでのボードゲームプレイはなんとも言えない贅沢な時間の過ごし方。日本でも最近、ボードゲームバーやボードゲームカフェが増えつつあり、ドイツ系のボードゲームに目覚める人も増えているそうです。  というわけで今回はスマホ/タブレットで遊べるドイツ系のボードゲーム2本を紹介します。価格も数百円ほどと手頃で、面倒くさいコマ・カードの出し入れや点数計算も自動。1台のスマホで友達と遊べるのはもちろん、「遊ぶ相手がいない……」という人にもAIが相手をしてくれるので大丈夫です。 『アグリコラ: 牧場の動物たち』 iOS、Android/DIGIDICED/499円

アグリコラ:牧場の動物たち

『アグリコラ』は、ドイツの有名ゲームデザイナー、ウヴェ・ローゼンベルクがデザインし、2008年にドイツのゲームファンが投票するボードゲームの賞「ドイツゲーム賞」にも選ばれた農場経営ゲーム。世界大会も行われるほどの人気ゲームです。  純粋な『アグリコラ』は5人まで遊べて、やれることも多くプレイ時間が長いのですが、それを2人用にアレンジして簡易化したのが『アグリコラ:牧場の動物たち』。本作はそのアプリ版になります。プレイヤーは農夫となって任された農場で羊、ブタ、馬、牛を飼って増やしていきます。  ゲームは全8ラウンド。各ラウンドでは、交互に農場で働く3人の労働者に指示を出していきます。牧場を広げるための資材となる石や木材を入手するか、それとも市場へ行って家畜を仕入れるか……。バランス良く4種の動物を集めるか、それともどれかを集中的に増やすか……。  家畜が2匹以上いると各ラウンドが終わったあとに繁殖し、1匹増えるのがゲームの肝。手持ち資材、牧場の余裕頭数、家畜の数、これらを把握して作戦を練りましょう。少しわかりにくいですが、日本語でのチュートリアルもついています。牧場というテーマなのでほのぼのしていて親子で遊ぶのにもいいかもしれません。
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最初の3枚のカードでプレイがガラッと変わる奥深いボードゲーム
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