更新日:2022年11月20日 10:39
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とにかく逃げろ! サイコパスに遭遇したときの対処法

“怒りのピーク”6秒をやりすごす訓練を

 では、自身が怒ると歯止めが利かないという傾向がある場合はどうすればいいのだろうか? 「怒って暴力的な行為に出る人は、一般的に言語能力が低い傾向にあります。言葉など他の手段で怒りを表現することができないので、暴力的になる。他の手段で怒りを表現できないかを考えて、基本的なアンガーマネジメントのトレーニングをすればいいと思います。人の怒りのピークは6秒と考えられているので、それをやりすごす訓練をすれば暴れるようなことはなくなるはずです」  ただ、それもこれも本人に自覚がある場合の話。自分ではフツーだと思っているヤツはたちが悪い。 「自覚がない人は第一歩を踏み出すことが難しい。自分が怒っているときの様子を周囲に聞いて、自分の怒り方を客観的に知ることが第一歩ですね」  周囲の声に耳を傾けたり、怒りの感情をコントロールする習慣を身につけよう。 【安藤俊介氏】 ’71年生まれ。日本アンガーマネジメント協会代表理事。怒りのコントロール術を伝えるべくメディアでも活躍。著書に『イラッとしない思考術』など ― [隣のサイコパス]を見抜く技術 ―
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