和田アキ子が初めて明かした“悲しき想い出”とは――“ラジオ中毒ライター”村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました」<第2回>
日刊SPA!で「電マライター・村橋ゴローの東京ぶらりんこ旅」を連載していた村橋ゴローが、“電マライター”改め、“ラジオ中毒ライター”として、ラジオでの芸能人の気になる発言をピックアップ!
どーも、ながら聞きも含めると1日12時間くらいイヤフォンつけっぱなしでラジオを聴いている村橋ゴローです。
前回、ラジオの魅力をああだこうだと書かせていただいた第1回に引き続き、今週も全国のラジオ放送のなかから気になる発言を切り取っていきます。まずは平昌オリンピックの話題から。究極の時事ネタともいえるオリンピックですから、各番組ともこぞって取り上げていた1週間でした。なかでも面白かった2つをピックアップ。
『安住紳一郎の日曜天国』(2月18日O.A/TBSラジオ)
安住「国別のメダル数は気になりますよね? ただオリンピック憲章第9条には『オリンピックは国別対抗戦ではない』とはっきり書かれているということを、最近知ってビックリしたんです。選手間の競争であって、国は関係ないと。『個人の競技』としっかり書かれているんです。毎日、テレビや新聞で『国別メダル獲得数』が流れてきますけど、これはあくまで読者(や視聴者)の関心を高める一助としてメディアが勝手にやってることで、IOCやJOCは『いかなる状態にあっても国別の世界ランキング表を作成してはならない』と、第71条の1に規定すらされているんです」
今回は北朝鮮のこともあり「オリンピックを政治に利用するな」という声が多く挙がっていますが、「国別メダル獲得数ランキングは作っちゃダメよ」とIOCが規定していたとは知らなかった。その一方、こんなふうにオリンピックを料理する番組も。
『はーさん! ねね! のすんどめ!』(2月20日O.A/東海ラジオ)
まずはこの番組の説明から。東海ラジオで放送されている『はーさん! ねね! のすんどめ!』とは、名古屋で人気のマルチタレント“はーさん”こと河原龍夫さんと、「見た目はおっさん・ココロは乙女、オカマのねねちゃん」(番組HPママ)のふたりがパーソナリティーを務める番組。そしてこの番組の特徴をひと言で言うと、「シモが過ぎる」点。まあオジサンとオカマちゃんの番組だからそうなるのは必然なんだろうけど、それにしてもシモが過ぎるのである(それでいて、月から金まで毎日3時間やってる昼の帯番組というのもまた、凄すぎるのだが……)。
それを踏まえたうえで、上記の発言に戻ろう。話題は快進撃を続けるカーリング女子へ。強豪・スウェーデンに逆転勝ちした試合を振り返り、相手ストーンをブラシで必死に掃き出し勝利した状況をはーさんが熱弁。そして、
はーさん「相手が出るように、こすった」
ねねちゃん「すんどめ!」
だからシモが過ぎるって! スポーツの感動をシモで味付けすな! でも面白いからNO問題!
『加藤紗里ですよ。』(2月18日O.A/RCC)
ついに、ついにアノ加藤紗里の冠番組がRCC(中国放送)で始まったというから、聴き逃すわけにはいきません。しかも加藤紗里が人生相談に答える内容だというから、もはや聞き捨てならないレベルです。ちなみにメインが加藤紗里で、進行は芸人の「ですよ。」、謎すぎるキャスティングですが、そのためタイトルが『加藤紗里ですよ。』なのである。開始早々、OPでちょっとしたクイズが。
ですよ。「2月19日は何の日だか知ってますか?」
加藤紗里「えー、わかんない」
ですよ。「ヒントは、汗だくで体と体がぶつかり合うもの」(正解はプロレスの日)
加藤紗里「え!? セックス?」
ですよ。「セックスの日、なんてないよ!」
加藤紗里「えー、何だろう? 2・1・9……2回イク日!?」
ですよ。「そんな日、ないよ!」
(たぶん)作家の書いたオープニングトークを無難にこなす加藤紗里! しかし、ですよ。のギャグ「あーい、とぅいまてぇーん」に触れ、
加藤紗里「でもこの前、LINEでフツーに『すいません』って送ってきたじゃん。ガッカリしたよ」
と、なかなかのキラーっぷりも発揮。他にも「サリの理想の彼氏の体型はトトロ」など要らない情報満載のこの番組、今後も耳が離せないのである。
安住紳一郎「メディアがやりがちな国別メダル獲得数の表示、あれIOCでは禁止されているんです」
はーさん「相手が出るように、こすった」 ねね「すんどめ!」
加藤紗里「2月19日? 2回イク日?」
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