再起を図る松坂大輔に“焦り”を感じさせた監督とは?――村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました〈第7回〉」
“ラジオ中毒ライター”村橋ゴローが、ラジオでの芸能人の気になる発言をピックアップ!
球春到来!! そして、野球といえばラジオ中継。速射砲のような喋りで実況するアナウンサーに、TVより突っ込んだ解説を繰り広げる解説者。「画にお任せ」できないラジオ中継は、聞く者の想像力をより膨らませ、他メディアとは一線を画す野球の楽しみを広げてくれるのに……今年からTBSラジオの野球中継がなくなるなんて! さらばエキベ~!(TBSラジオ・エキサイトベースボールのキャラ)
てことで今週も、アナタの代わりにラジオ聞いときました!
『怪物アスリートのザ・セツ』(3月23日O.A/TBSラジオ)
この番組のテーマは、怪物アスリートの伝説・解説・挫折という、いろいろな“セツ”を取り上げていこうとするもの。出演はお笑いコンビ「アルコ&ピース」と、元プロ野球選手のスポーツライター青島健太氏。この日番組で取り上げた“怪物”は、15戦15勝13KOで3階級制覇を目指すボクシングの井上尚弥選手と、今年満を持しての復活を目指す平成の怪物、松坂大輔。青島健太氏が松坂をインタビューしているのだが、松坂のケガの原因ともなった(!?)、ある人物の名前が明らかに!! まずはメジャー時代の’11年にヒジを痛めた当時の心境を吐露する。
松坂「僕自身、痛みには強いほうだったので、それまでも(痛みはあったが)投げられない痛みではなかったので。でもヒジをやったときは、自分でも『あ、さすがにこれはムリだな』って思うくらいの衝撃がありましたね、投げた瞬間に」
そしてすぐにヒジの手術へ。そして翌年、復帰に向けたトレーニングが始まった。
松坂「じっくり焦らずやろうと思ってたんですけど、最終的には焦ったというか……」
その原因に驚かされた。
松坂「当時レッドソックスは、チーム状況が全然よくなくて。監督は(日本でも千葉ロッテマリーンズの監督を務めた)バレンタイン。顔を合わす度に(日本語で)『マダデスカ?』『マダデスカ?』って」
本人はほんのジョークか、もしくは日本語で親密にコミュニケーションを図ろうとしているもりだろうけど、野球ファンからするとそりゃないよ!
そこから無理をしてしまった感は否めなかったようで、「万全の準備をしたとはいえなかったですね、正直」と松坂。ここからケガとの闘いが始まり、’15年に日本球界に復帰すると今度は肩を痛めることに。このとき「先の見えないつらさを味わった」という松坂、何が一番辛かったのだろう?
松坂「投げることが大好きなので、投げられない期間の長さが相当のストレスだった。ようやくキャッチボールができるようになっても、自分のイメージ(した投球)とのギャップがあまりにも大きすぎて……」
引退を考えたことは一度や二度ではなかったという。「やめたほうがラクになれる」。ではなぜ、マウンドに帰る決意をしたのだろうか?
松坂「リハビリに付き合ってくれた人たちのためにも、やめられない。どこのマウンドになろうとも、やめることだけはしないと決めました。納得のいくボールが投げられました、打たれました、となったら諦めがつくのかもしれないですね。でもケガをしかたら諦める。そうなると悔いだけが残る。それだけはしたくない」
インタビューはそこで終わり、スタジオへ。
青島「バレンタインが日本語で聞いちゃイカンよ!」
アルピー酒井「ボビー、何やってんだよお!」
ほんと、これ!! いよいよ始まったプロ野球。頑張れ、松坂! はしゃぐな、ボビー!
『岡村隆史のオールナイトニッポン』(3月22日O.A/ニッポン放送)
この番組中で、よく「嬢」(=風俗嬢)の話をする岡村さん。世間では22年の歴史に幕を下ろした『めちゃイケ!』の最終回が話題になったが、そのロケ真っただ中に起こった、嬢と岡村さんとのエピソードがこれ。
岡村「俺、嬢からプレゼントってもらったことないなー。バレンタイン前にチョコもらったことあるけど、それぐらいちゃう? ていうか最近、お釣りも渡してくれへんようになったわ」
お釣りももらえないとは(笑)。
岡村「何かその、(店側が)値上げしたっていうのは聞いてたんですけど。(だからお釣りはないのかもしれないけど)、いつもは茶封筒に入れて渡してくれてたんですよ。でも最近は渡してくれなくて。おかしいなあって(笑)。俺も自分から『お釣りは?』って言いづらいですし」
『めちゃイケ』最終回、大雨のなか28時まで収録していたというトークもあったが、そんなハードスケジュールの合間を縫って癒されに頼った嬢が、お釣りをくれないとは(笑)。淋しすぎる“日本中の人気者”のエピソードでした。
松坂大輔「投げることが大好きだった」
岡村「(風俗嬢が)最近、お釣りも渡してくれへん」
1
2
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「前日まではあんなことする気も、吉本を辞める気もなかった」契約解消から1年、元プラス・マイナス岩橋が語る“暴露事件”後の日々
M-1グランプリ「令和ロマンは連覇ならず」「敗者復活戦は“オタク芸人”が嵐を呼ぶ」元ファイナリストが激戦を完全予想
【緊急インタビュー】M-1グランプリ2024優勝候補筆頭!? 狂気の合体漫才が日本一になる日 トム・ブラウン
鶴瓶や爆笑問題も絶賛!苦節20年でR-1チャンピオンになった、街裏ぴんくとは何者か
林家木久扇86歳が"欽ちゃん”に明かした「笑点卒業」を決めた、妻のひと言
武田真治、調子に乗っていた“CMキング”時代と『めちゃイケ』への深い感謝
再起を図る松坂大輔に“焦り”を感じさせた監督とは?――村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました〈第7回〉」
終わってほしくない「20年以上続くTV番組」ランキング 5位に『ザ!鉄腕!DASH!!』、1位は…
“令和のラジオスター”になった23歳女性の半生。父の死を機に子役から離れ、バイト掛け持ちで学費を稼いだ経験も
佐久間宣行“ラジオが楽しくてしょうがない”と語るワケ「僕にしかできない話を大事にしていこうと思っています」
カズレーザー、出演オファーが殺到しても「週1日休み」を確保するワケ
高学歴芸人・カズレーザーが考える「“おもしろい人”に共通している特徴」
カズレーザー、超売れっ子なのに「地方ローカルのラジオ番組」を続ける理由
再起を図る松坂大輔に“焦り”を感じさせた監督とは?――村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました〈第7回〉」
デビュー当時の斉藤和義がミスチルとの間に感じた“差”とは? “ラジオ中毒ライター”村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました〈第6回〉」
3.11後、初めて“音楽”を流した番組に込められた想いとは? “ラジオ中毒ライター”村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました」<第5回>
さんまが語る“テレビの黄金期”、石橋・岡村が語る“TVのこれから”――“ラジオ中毒ライター”村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました」<第4回>
スペシャルウィークまっただ中のラジオ界は禁断の下ネタの宝庫!?――“ラジオ中毒ライター”村橋ゴローの「アナタの代わりにラジオ聞いときました」<第3回>
この記者は、他にもこんな記事を書いています