映画看板、妖怪絵画、ヤギロボット、大魔神…珍スポットと化したボートレース江戸川のオンリーワンな魅力
ボートレース江戸川を皆さんご存知だろうか? 江戸川と名が付くゆえに江戸川にあるのかと思いきや、実は荒川。厳密には中川という河川にあったり、全国に24あるボートレース場のなかで、川をまるごと使用しているのはこの江戸川だけだったり……。
ちなみにボートレース福岡は少し川にかかっているが、ほぼ河口であり、ボートレース多摩川に至っては多摩川の近くにあるだけで人工池で、川とは無関係どころか「日本一の静水面」とまで言われるほど静かなレース場である。。
そんな江戸川は記者の故郷・地元なのだが、日に日に変な方向へ進化している。
江戸川に初めて来た人は、正門にたどり着いた時点で「?」を作る。なにせ5.7メートルに及ぶ狛犬状態の『特大の大魔神像』が正門両脇に立ちはだかり、来場者を威圧しているのだ。ちなみに江戸川に大魔神のゆかりがなんかあるのかと言われても、少なくとも記者は何も出てこない。
正門からスタンドに入ると、右手に受付が見えるのだが、そのさらに右にヤギがいる。繰り返すが、ヤギがいる。しかも情報を補うなら、そのヤギはロボットのヤギだ。そしてこのヤギロボットは、『ハズレ投票券を食べる』のが機能だ。
レースギャンブル場にはつきものといってもいいハズレ券が舞う光景。だが、そんなあまりきれいでもない光景をきれいにするため、レース場は様々なゴミ回収の工夫をしているわけだが、江戸川の場合、その工夫を何故かヤギ型ロボットで解決している。なぜヤギなのかはよくわからないが、舟券を喰うヤギマシン。カオスだ。
ちなみにヤギの名前は「マッシロー」。名付け親は当時ボートのCMに出演していた和田アキ子氏だ。きっと舟券をハズしまくって頭の中がマッシローになった人がお世話になるから……なのだろうか。
そんなヤギを横目にスタンドに入ると、いたるところに懐かしの『映画看板』がこれでもか! と大量に展示されている。説明を見ると本物の映画看板職人が実際に作成しているものだったりして、本格的ではなく“本物”なのである。投票所の頭上にずらりと並ぶ様は壮観ではあるが、なぜここにあるのかの疑問も壮観だ。
もはや珍スポットと化したボートレース江戸川
公営競技ライター・Youtuber。近鉄ファンとして全国の遠征観戦費用を稼ぐため、全ての公営競技から勝負レースを絞り込むギャンブラーになる。近鉄球団消滅後、シグナルRightの名前で2010年、全公営競技を解説する生主として話題となり、現在もツイキャスやYoutubeなどで配信活動を継続中。競輪情報サイト「競輪展開予想シート」運営。また、ギャンブラーの視点でプロ野球を数で分析するのが趣味。
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