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出会いアプリTinderでOB訪問も…イマドキの就活生、おじさんが知らない実情

 ここ数年で大学生の就活のあり方が劇的に変化している。

 少子高齢化のあおりで日本企業が慢性的な人手不足に陥っているうえ、優秀な学生の海外への流出や外資系企業を志向する傾向も強まっており、そうした事態に従来の採用方式が行き詰まりを見せているようだ。

 当記事では、そうした流れの中で生まれたイマドキの就活生が利用している新しいサービスと、企業の人材獲得のための先進的な取り組みを紹介していこう。

OB・OG訪問用のマッチングサービス・Tinderで直接アポの裏の手も


 就活生にとって、OB訪問はより具体的にその会社で働くイメージや雰囲気を知ることができる貴重な機会だ。実際に就活をして採用されたOBの語る選考内容についての情報は参考になるし、企業によってはOB訪問の結果自体が選考で有利に働くこともある。

 しかし、従来のOB・OG訪問では基本的に所属大学のキャリアセンターを介してOBを探してアポ取りするというのが一般的で、必ずしも自分の行きたい企業のOB・OGを見つけられるとは限らない。

 そんな既存のOB訪問の敷居を低くし、社会人と学生を繋ぐ「Matcher(マッチャ―)」や「VISITS OB」といったOB訪問用のマッチングサービスが登場している。メールなどで連絡を取っていた従来のOB訪問とは違い、ユーザー同士チャット機能でカジュアルに日程調整や場所決めができ、所属大学や学年に関わらず気になる企業で働く人に会えるのだ。

 すでに商社やメーカー、コンサルや金融など、大手企業やベンチャーに関わらず、たくさんの社会人がOB訪問を受け入れることを前提で登録しており、自分が気になる企業で働く先輩に会える確率は格段に高い。

 また、意外なところではTinderなどの恋愛マッチングアプリが、就活のOB訪問目的に使われる例もあるようだ。特にTinder の場合はFacebookと連動しているため、設定によってはTinderから簡単にFacebookアカウントを割り出すことも可能。大手に務める男性利用者はアカウントのプロフィールに企業名を隠さず正直に書いているという人も少なくない。

 もっとも会えたところで、あくまで出会い目的の相手の頭の中はそれどころではない可能性もあるが、面接など相談を持ちかければ相手の自尊心もほど良くくすぐられ、より率直な情報も聞けるかもしれない。

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エントリーから採用・勤務まで地方学生も上京不要

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