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「ペットの死は人の死よりも辛い」周囲に理解されず、うつ病を発症

 前出の大室氏は「近親者の死のように周囲の理解を得られないペットの死は、よりうつ状態に陥りやすい」と言う。 「ペットの高齢化が進んだことで一緒に過ごす時間が長くなっているし、特に子どものいない家庭や単身者にとっては、ペットを亡くしたときの悲しみは人間の死と同等です。本人の悲しみの度合いと、周囲の理解の差が激しいので、ある意味、人の死よりうつ状態になりやすいかもしれません」  青木さんも、半年近くうつ状態が続き、「もっとこうしていれば長生きしたんじゃないか」という後悔と自責の念に悩まされた。 「自分でも『いい年したオッサンがいつまで落ち込んでるんだ。男なのに情けない』とわかっていても、うまく感情をコントロールできなかった。いまはようやく回復してきて、新しく保護猫を引き取ろうかと思案中です」  春先の突然死が残された者に与える喪失感は計り知れないのだ。 ― その不調[4月病]! ―
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