恋愛・結婚

「店を辞めて結婚して」水商売の女性にガチ恋するおじさんがイタい

世界中で♯MeToo運動の高まりが続くなか、おじさんのセクハラが世間を騒がせている。その一方、「直接的なセクハラよりも純愛ごっこに興じるおじさんのほうがキツい」との声がある。メロドラマのように恋愛を求める人から、バブルノリで口説く人、水商売の女性にガチ恋する人など、様々なタイプが存在する“純愛おじさん”の生態を調べてみた。 純愛おじさん

水商売ガチ恋おじさん

出没スポット:風俗、ガールズバー ターゲット:風俗嬢、水商売の店員  風俗嬢やキャバクラ嬢が、金銭関係なしに自分に本気で恋してくれる。その状況は、古来中年男の夢であり、幻想だった。だが、近年はLINEの登場で、営業メッセージを本気と勘違いするおじさんが続出中だ。 「熱心に通ってくる40代のお客さん。女性に免疫がない人だったようで、毎日LINEしてたら、『君が好きだから、店を辞めて結婚してほしい』と告白されて引いた」(22歳・キャバクラ)  営業と好意を混同し、おじさん側が熱をあげる事例が多数聞かれた。なかには「45歳の男性は、風俗嬢に貢ぐのが趣味。あまりに安易に貢ぐので『人生考えなよ』と注意したら、『本気でオレを心配してくれるのはお前だけだ』とベタ惚れされ、プチストーカー化」(21歳・風俗)との残念なケースも。  なお男性は既婚者で、嫁に散財がバレて、離婚されたとか。自身もキャバクラで働いた経験を持つ社会学者の鈴木涼美氏はこのタイプをバッサリ。 「過去のお客に『俺のカネに興味があるんだろ』と言い続ける人がいました。『カネではなく自分を見てほしい』という気持ちの表れなのは理解できるのですが、キャバクラはカネで女性をはべらせる場所なので、それは通用しません」  ライターのマドカ・ジャスミン氏も「水商売の女性はプロとして色恋を提供している。『店外で会ってくれ』というのは、無銭飲食と同じ」と提言する。いかに焦がれようとも、店外へ出れば幻になると心したい。 ― 純愛おじさん事件簿 ―
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