お盆の「高速道路休日割引前倒し」は画期的。でも渋滞ピークも前倒しになる!?
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
今年のお盆シーズンは、高速道路の休日割引の実施日を試験的に前倒しし、平日に行うことになった。
国交省やNEXCO等のリリースによると、「交通量と渋滞が最も多いお盆期間における高速道路の交通量平準化を図るため、休日割引適用日の変更を試行的に行います」とあり、「平成30年お盆期間の休日割引の対象日を、8月11日(土・祝)と12日(日)から、比較的渋滞回数の少ない8月9日(木)と10日(金)に変更いたします」とされている。また、「今回の適用日変更(前倒し)の効果と影響について交通流等を観測分析し、年末年始やゴールデンウイークなど大きな渋滞が発生する特異期間での適用を検討して参ります」と締めくくられている。
やっと、と言うべきか。遅きに失したとも言えるが、今からでも、やらないよりははるかにマシだ。
混雑する日に割引は交通が集中して当たり前
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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