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スマホ・PCから秘密バレしないために消すべき情報5つ。会社のPCは一番危ない

 ITジャーナリストの久原健司です。  仕事からプライベートまで日常的に使うパソコンやスマホですが、アダルトサイトなど他人には知られたくないウェブサイトを覗くこともありますよね。そのパソコンが共有のものならば、多くの方は“履歴”を消していることでしょう。 パソコン しかし、履歴を消去しただけで安心してはいけません。それだけだと、知らない間にあなたの秘密がバレてしまう可能性があるのです。

検索・閲覧履歴だけ消すのでは意味がない!

 履歴と聞いてまず思いつくのは、「検索履歴」と「閲覧履歴」ではないでしょうか。  検索履歴と閲覧履歴とは、読んで字のごとく、検索する際に入れたワード(検索履歴)とその際に訪れたサイトの情報(閲覧履歴)のことです。「何日の何時何分に、こんなワードで検索し、こんなサイトを見ていました」という履歴がパソコン・スマホの中に保存されており、一目でわかるようになっています。  多くの方は、この2つの履歴を削除すれば問題ないと考えているかと思いますが、実はこれだけを削除してもあなたの履歴をたどれてしまうのです。そこで今回、検索・閲覧履歴以外で消すべき情報をご紹介していきましょう。

検索履歴・閲覧履歴に加えて、消すべき3つの情報

●自動入力フォーム  まずは「自動入力フォーム」です。オートコンプリートとも呼ばれているもので、「過去に何を検索したか」が分かってしまう可能性があるものです。  例えば、過去に「風俗」と検索した場合、次回「風」と入力しただけで検索入力フォームの下に「風俗」の言葉が出てしまうのはこれが原因です。 ※各ブラウザでの削除方法:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/533/a_id/43914/ ●Cookieと他のサイトデータ  Cookieとは、サイトを訪問したユーザー情報を一時的に保存するものです。ID、パスワードだけではなく、訪問回数などシステム側から書き込まれます。再訪問時のユーザーを特定し、情報入力を助けることが主な目的です。 パソコン 例えばECサイトを訪問した際に、以前カートに入れた商品がそのまま残っていたという経験はありませんか? これはCookie機能が働いているからです。 ※各ブラウザでの削除方法:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/533/a_id/43881 ●キャッシュされた画像とファイル  キャッシュとは、一度アクセスしたサイトのデータをブラウザで一時的に保管し、次回同じページにアクセスした際の表示を速くする仕組みで、画像などのファイルを保存しておくのが一般的です。例えば、キャバクラのサイトを見た場合、1回目に閲覧した際にお店のお姉ちゃんの画像がブラウザ上に保存され、次にサイトに訪問したときには読み込みが早くなります。初めて見るサイトなのに読み込みが早い…なんてことがあれば、以前誰かが閲覧していた可能性が高いでしょう。 ※各ブラウザでの削除方法:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/533/a_id/43879  自身のパソコンやスマホであれば、これらの情報を削除すればまず安心です。専門家や業者でなければ、履歴を復活するのは難しいでしょう。
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会社のパソコンは特に要注意のワケ
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