ツイッター偽アカウント削除で、フォロワー激減におびえる人たち
ツイッター社が“偽アカウント”を凍結するらしい。こんな噂が飛び交ったのが先週の中頃。多くの市民にとっては「ツイッター社はしっかり対策をしていてえらい」ぐらいのことだったはずだ。とある芸能・文化人界隈を除けば……。
ところが、有名アイドルグループのメンバー、経営者、特定分野の識者、フォトグラファー、ホスト、キャバ嬢まで、これまで人気と実力を兼ね備えた、などと思われていた人たちのフォロワー数がごっそりと減り(なかには数十万単位で減ったケースも)、ネット上では「あの途方もない膨大な数のフォロワーたちは“偽アカウント”だったのか」と騒然とする事態に……。
そもそも、偽アカウントとはなんなのか? 大手紙社会部記者が解説する。
「ツイッター上で、人気のバロメータとされるのは、そのフォロワー数です。有名人になればなるほど、フォロワー数は何万人、何百万人となり、いかにその有名人が多くの人々から注目されているのか、発言に影響力があるのかという指標になります。以前、フォロワー数を増やして“人気者にみられたい”人々がフォロワーを買っていると海外大手紙が発表し、話題になりました。一般的に、この買われているフォロワーこそが偽アカウントなのです」
「凍結」されると、そのアカウントはなかったことにされる。要するに、今回の凍結後にごっそりフォロワー数が減っている有名人がいるとすれば、裏を返せば、その有名人はフォロワーを買っていた可能性が高い、というのだ。
フォロワーを買った以外にも、偽アカウントがカモフラージュのために超有名人を適当にフォローした、企業などの懸賞に偽アカウントで複数応募した人がいる…といった様々なパターンがあるかもしれない。
ネット上では「誰彼のフォロワーが怪しい」「自民党や共産党のアカウントはどうか?」などと話題になっていた。そんななか、人知れず恐怖に怯えていたのは、元雑誌の読者モデルで現在はフリーランスのモデル・アイドルとして活動するKさん(20代後半・仮名)だ。
「フォロワー数は2000を超えてますが、正直ほとんどが偽アカです。騒動になる前、ツイッター上で“フォロワーの売買”を匂わせるアカウントが多数ありました。向こうからDMで『買いませんか?』と送ってくることもあります。その時に買いました。最初は500ほど買いましたが、少ないように感じて追加で500アカウントを購入。支払いはクレカ決済で、トータルでも3000円ほど。これでまわりから人気者っぽく思われるなら安いと感じたのですが……」
Kさんのとある日の書き込みは以下のような具合だ(※一部プライバシー保護のため改変)。
「今日もいっぱいお仕事しました! ××に来てくれた皆さん、ありがとう! 愛してる(ハート」
リツイートはゼロ、いいねは15件ほど。この15件のうち、半分は知り合いや今彼、Kさん自身が運営する複数のファンアカウントによるもの。残りの半分がリアルなファンによるものだった。すでに「やらせ感」が半端ないが……。
次は、ファンアカウントを購入した翌日の書き込みだ。
「お昼は崎陽軒のシューマイ弁当! ハマっ子だからシューマイには超ウルサイのだ。ブログも見てね(ハート」
驚くことなかれ。リツイートは5件ほどながら、いいねは1000件を超える。ここだけ見れば、“超”がつくほど人気者の投稿にも見えてしまう。しかし、実際は……。

Twitterの偽アカウントが削除されて阿鼻叫喚
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