普通のサラリーマンが裏社会に足を踏み外すとき…落とし穴は身近に潜んでいる
「中学生と遊べる」という言葉に誘惑され…
女子中学生を使った手口があり、引っかかってしまったサラリーマンも少なくなかったようだ。
「繁華街で『中学生と遊べるよ』と声を掛けられ、一時の誘惑に負けて付いて行ってしまう。30万円を支払ってホテルで待っていたけど、結局は女のコが来ないというパターン。でも、本当に怖いのは、女のコが来たパターンです。部屋にはあらかじめカメラが仕掛けてあり、証拠となるビデオでゆすられてしまう。一度、カネを払えばなくなるまで搾り取られるし、払わなければ会社に送られて終わり。どちらにせよ最悪の結末を迎えます」
自らの欲に負け裏社会に足を踏み入れると、ギャンブルならカネを返すため、クスリならカネを作るため、オンナなら自分の社会的地位を守るため……裏稼業の一端を担うハメになる。
「裏社会の人間は捕まっても、カネはなくなるがほかに失うものがないんですよ。社会人はカネだけでなくすべてを失うことになる。まずは簡単な犯罪をやらされ、共犯心理で協力していたはずが、ただの人質になっている。『20万やるから海外旅行行ってきなよ、でもその代わり持ってきてもらいたいものあるんだよね』と言われたところで断れるわけもない。そうやって逃げ道を1つずつ塞いでいくのが裏社会の人間のやり方です」
表の人間が裏の社会に1回でも手を出せば、抜け出すことはできない。草下氏いわく、「路上のすぐ近くに落とし穴は潜んでいる。くれぐれもご注意を」とのことだ。<取材・文・撮影/國友公司>
【PROFILE】草下シンヤ/1978年、静岡県出身。豊富な人脈を活かした裏社会取材を得意とし、『実録ドラッグレポート』『裏のハローワーク』などの著作がある。現在「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて『ハスリンボーイ』(原作担当/漫画・本田優貴氏)を連載中
1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。 2018年、西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)でデビュー。ライターとして取材地に赴き、その地に長らく身を置く取材スタイルを好む。著書に『ルポ歌舞伎町』、『ルポ路上生活』(KADOKAWA)、『ワイルドサイド漂流記』(文藝春秋)がある。X:@onkunion
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『ハスリンボーイ』 奨学金という借金を背負ったタモツは、社会人になる前の完済を目指して、学生でありながらアブない仕事で金を稼ぐ…! 『東京闇虫』シリーズの本田優貴と『裏のハローワーク』の草下シンヤが描く、<リアル裏社会>の“新感覚アウトロー成長譚”!
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