更新日:2019年08月22日 21:01
エンタメ

山田孝之「AV監督になります」…元・正統派イケメン俳優が超個性派になるまで

おっぱいソムリエやバスト計測まで…「やりたいと思えば何でもやる」のスタンス

 こうして見ると“仕事を選ばない俳優”というように見えるかもしれないが、実際は、やりたいと思った仕事ならなんでもやる、というスタンスを貫いているそう。前述の『勇者ヨシヒコ』シリーズも、やりたいと思ったからこそ、テレビ東京の深夜枠ドラマという、B級感あふれるものであるにも関わらず快諾したのだとか。  そんなスタンスであるためか、近年は実験的なドラマなどにも多く出演している。  代表的なのが、漫画『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』(双葉社)に感銘を受けた山田が実際に赤羽に移住する『山田孝之の東京都北区赤羽』(テレビ東京系)。そして山田がカンヌ映画祭の賞を獲るために映画をイチから作る『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京系)だろう。どちらもあくまで“ドキュメンタリー風ドラマ”なのだが、山田の挙動が生々しすぎるため、どこまでが演技なのかと困惑する視聴者が続出した。
山田孝之

あくまでフィクションなのだが、映画制作のために大学に体験入学したり、フランスの映画監督を訪ねたりと気合の入りようは相当のもの(画像は『山田孝之のカンヌ映画祭』公式サイトより)

 また、2015年にはBSスカパー! のバラエティ『BAZOOKA!!!』の企画「おっぱいコレクション」にゲスト審査員として出演し、鋭い眼光でおっぱいを吟味。今年の5月には、ひたすら女性客のアンダーバストを測定し続けるイベントを敢行した。やりたい仕事なら何でも受けるスタンスも、ここまでくれば逆に格好いいとすら思える。
 転機となった『クローズZERO』以降、山田は、 「役者の仕事はイメージがついたら終わり」  と考えて仕事に臨んでいるそう。つまるところ、役者としての自分に正直でありながら、なおかつ役者として生存していくために、彼は個性派俳優でいるのだろう。果たして山田が次にどんなことをしてくれるのか、我々視聴者側としても期待したいところだ。<文/A4studio>
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