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ダメ部下へのイライラは「部下ノート」に書くべし。その意外な効用とは

なぜ、部下の悪口を書けば書くほど信頼されるのか?

 最初のうちは、何を部下ノートに書いていいか迷うかもしれない。ところが、なんと部下の悪口を書くだけでもOKなのだという。 ダメな部下「難しく考えずに、『やってくれよ、といったのに、あいつ全然やんない』といった悪口でも構いません。  悪口を書くことでストレス発散になるし、それを続けていくと、部下をよく観察するクセがつき、それぞれの部下の特徴、弱点が見えてきます。そして、部下の弱点に対してあの手この手で改善を促すうちに、最善のアプローチを自然とできるようになっていくのです」(望月氏)  もちろん、観察していく中で長所も見つかるだろう。「やるな」「すごいじゃないか」とほめれば、部下は喜んで長所を伸ばそうとするに違いない。  自分のことをしっかり理解してくれている上司に対して、部下は信頼を覚えるようになる。そして、信頼している人の言葉は、より響くようになっていくので、指導の効果がより高まるという好循環が生まれるのだ。

一生懸命書くのはNG

 意外なことに、この部下ノート、一生懸命書いてはいけないという。なぜなら続かないから。  他人に見せるノートではないので、字は汚くてOK。書く量も1、2行で十分、書きすぎなくていいし、部下全員のことを書かず、気になる部下のことを書くだけでもいい。また、日記ではないので毎日書く必要もない。ただし、部下の気になることがあれば、忘れずに書く。とにかく細く長く、継続していくことが重要だ。 部下ノート
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部下ノートでどんな効果があるのか
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