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失敗しない「平成最後の年賀状印刷」の準備 プリンター選びから激安印刷まで教えます

~柳谷智宣の「デジタル四方山話」第23回~

 そろそろ平成最後の年賀状の準備をする時期になってきた。プリンターを買わないと(買い替えないと)、と考えている人のために、今回はプリンターの選び方から激安印刷まで紹介しよう。

今年も年賀状のシーズンがやってきた

子供やペットをキレイに印刷したいなら6色染料モデルがオススメ

 プリンターは適当に価格だけで選ぶと失敗する。必ず、用途をきちんと考えることが大切だ。年賀状であれば、どのくらいの量を印刷するのか、とか写真どのくらいこだわるのかを考えたい。普段使いもするなら、その使い方も網羅しておく必要がある。当然大は小を兼ねるので、最上位モデルを選べば最高画質が得られる。しかし、当然なるべく安く済ませたい、というニーズもあるだろう。  最上位モデルであれば、最高画質が手に入る。子供やペットの写真をキレイに印刷したいなら、6色染料モデルがオススメ。価格は4万円強と高めなので、予算に余裕ある人向け。

エプソンの「EP-30VA」。超ハイスペックだが、実売価格は5万円前後とお高め

大量印刷したいならコスパ的には大容量インクタンクモデル

 A4サイズなどに写真作品を印刷するのではなく、あくまで年賀状ユースであればそこまでの画質はなくてもいいだろう。その場合は、印刷枚数を検討する。大量に印刷するなら、大容量のインクタンクを搭載しているモデルがオススメ。以前は、プリンターは本体が安く、インクが高いというイメージだったが、大容量タンクモデルは1枚当たりのコストを大幅に抑えられるのがウリ。普段使いでも資料などを頻繁に印刷する際にも大助かり。本体は少々高めだが、大量に印刷すればインク代が浮くので、コストパフォーマンスは高い。  例えば、エプソンの「EW-M630TB/TW」は初期同梱インクでA4カラー文書を3600ページ以上も印刷できる。インクもボトルで補充でき、A4モノクロ文書なら0.4円/枚とコストを抑えられるのがウリ。A4カラー文書でも0.9円で、年賀状も気兼ねなくバンバン印刷できる。

大容量インクタンクを搭載するA4カラーインクジェットプリンタ「EW-M630TB/TW」(エプソン)。価格は4万3000円前後

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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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