恋愛・結婚

伝説のナンパ師が明かす「私が多くの芸能人と付き合えた理由」

僕のことを考えるだけでドキドキするようになる

「何回かデートを重ねながら、それを繰り返す。するとレモンをイメージしただけで口の中に唾が溜まってくるのと同じように、僕のことを考えるだけでロマンチックな感情を思い出してドキドキするようになってきます。そのうち僕のことを好きだと感じるようになって、向こうから告白してくるんですよ」  なるほど、恋愛感情やロマンティックな気持ちを思い出したときに、隣に誰かがいれば、その気持ちを重ねてしまうかもしれない。それが何度も繰り返されれば「私はこの人が好きなんだ」と思ってしまうだろう。  こうして言葉にしてみると特殊なテクニックのように思えるかもしれないが、実際には私たちも似たようなことを無意識に行っている。  イルミネーション、夜景スポット、小洒落たカフェやレストランなどを恋人とのデートスポットに選ぶのは、要するにロマンティックな気分を共有して、恋愛感情を深めるためだろう。  ただ、多くの人々がなんとなく行っているその選択を、岡部氏は徹底して自覚的に行っている。

フラれたショックで引きこもった過去

睡眠「僕は不細工だし、もともと全くモテませんでした。大学1年のとき、勇気を出して好きな子に告白したんですが見事に振られまして……ショックで1か月間ほど引きこもったんです。  本格的にモテようと思い始めたのはその頃からです。週5でジムに通って筋肉をつけたり、外国人の友達と付き合って語学力を鍛えたり、海外で生活して価値観を広げたり。モテるためには僕自身が魅力的な人間にならないと、と努力したんです。ナンパもそのひとつでした。毎日のように渋谷に通って、路上で1日100人の女性に声をかけると決めて実行していきました」  岡部氏にとって、ナンパはあくまでも、魅力的な人間になるための手段だった。つまり、不特定多数の女性たちと関係を持つことそのものが目的ではないということ。そう考えるようになったのは、ある1冊の書物との出会いがきっかけだった。 「『モテる技術』(ディビッド・コープランド他著、小学館プロダクション)という本に、『モテは後天的に身につけられる』と書いてあったんです。つまりモテない人間でも、努力をすればモテる人間になれるんだと。スポーツと一緒で、ちゃんと練習さえすれば、誰でも伸びるということですね」 「努力すれば自分でもモテるようになる」と信じた岡部氏は、努力を重ねた結果、多くの女性経験を積んでいった。やがて「自分は魅力的な人間だ」という自信を持つようになる。それも根拠のない自信ではなく、努力に裏打ちされた自信を。
次のページ right-delta
書き込みが炎上して殺害予告まで…
1
2
3
おすすめ記事