「ムダな飲み会がない」企業ランキング 5位はヤマト運輸、1位は?
ここ数年、空前の売り手市場にあるなかで、転職をカジュアルに検討する20代のニューエリートが増加。彼らは個人の能力を伸ばせるかどうかや、働きやすさなどの新しい軸も重視しながら、多くの企業と対峙している。そこで、SPA!では20代サラリーマン1000人に大規模アンケートを実施し、“新一流企業”を調査。今回は「働き方」から考察する。
ワーク・ライフ・バランスの充実が求められる時代。特にムダな飲みニケーションは嫌悪感を抱かれる。そんななか、ムダ飲みのない企業1位に輝いたのは、意外にも広告代理店の電通だ。
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<ムダな飲み会がない企業>
1位 電通
働き方改革に前向きに取り組み、労働環境は改善中。相変わらずの羽振りのよさで、合コン開催数はむしろ上昇傾向にあるほど
2位 Amazon
「日本的な飲み会の概念はない。ただ、ホームパーティというさらに濃密なイベント開催の落とし穴は存在」(27歳・Amazon)
3位 弁護士ドットコム
社内交流には飲み会でなくランチを推奨するなど、子育て世代への配慮が行き届いている。忘年会すら参加必須ではなく、選択は自由
4位 ANA
「いつも有意義な合コンをしているので、ムダな会社の飲み会がない」(26歳・ANA)というコメントからは電通と似た社風を感じる
5位 ヤマト運輸
ゴリゴリの体育会系社員が多く飲み会との相性はいいはずだが、今は長時間労働是正が必須のため、飲み会を開催している暇もない
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「22時には会社の電気が消えるなどして今も労働環境の改善に努めている。飲み会もなく早く帰れるようになったぶん、合コン三昧です」(27歳・電通)と社外飲みのモチベーションは揺るぎない。
外資、IT系、ベンチャー企業でも飲み会がないわけではない。ただ強制されないことが重要なのだ。なかでも、3位にランクインする法律相談ポータルサイト運営のベンチャー企業・弁護士ドットコムは、「月1回、別部署の人と交流するためのランチ代が支給される。アフター5の飲み会は気を使うけど、ランチなら健全な社内交流ができる」(29歳・元弁護士ドットコム)と高評価。
キャリア女性の転職に詳しい松本氏も、「長年積み上げた慣習を変更するのには時間がかかる。しかし、新興のITやベンチャーは、もともと男女がフェアな状態からスタートしているので、働きやすさは歴然」と指摘する。
飲みニケーションは不要。福利厚生で人材を獲得
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