“ママ活”する女性たち。若い男子との添い寝に1万円払う心情とは
いまニュースで取りあげられることの多い“ママ活”。いわゆるパパ活の逆バージョンであり、女性がママとなり男性と食事やデートをしてもらう代わりに金銭的援助をすることだ。昨年、福岡の男子高生がツイッター上でママ活相手を募集し、警察に補導されたことも話題となっていた。
筆者は以前、雑誌の企画でママ活を体験取材したことがある。「S」という現役大学生しか登録できないマッチングアプリを使い、3万円の軍資金のもと4人と出会った。4人中2人は大当たりで、取材ということを完全に忘れ楽しんでしまったほどだ。そんな筆者もハマりかけたママ活だが、現在ハマっているという3人の女性にも話を聞き、実態を調査してみた。彼女たちがママ活に求めるものとは!?
早稲田大学卒の独身バリキャリOLのこのみさん(42歳・仮名)は、ママ活歴1年。主にお茶や美術館、博物館などを巡る王道のデートだ。2~3時間で相手に支払う謝礼は5000円。
相手の容姿には一切こだわらないが「自分以上の学歴が必須」と語る。現在は、東大大学院に通う見た目は“冴えないサラリーマン”とママ活をしている。
「顔や身長なんてどうでもいいんです。彼は身長も低いし、中肉中背。誰が見てもイケメンではありません。でも会話がとってもスマートで博識。私は相手に“高学歴で対等に会話が成り立つかどうか”だけしか見ていません。チャラチャラした男の隣で歩いて知り合いに会ったら困りますし。でも東大の子なら、一緒にお茶してても、食事してても、言い訳ができるんです。たとえば、『この子、東大の子なんだけど就職の相談に乗ってるのよ』って」
ちなみに、筆者がママ活体験で出会った青学の大学生は、「東大や早慶のニーズが高く、僕らMARCHだと淘汰されてしまうんですよね」と嘆いていた。普通のマッチングアプリであれば“上玉”であろう大学とはいえ、ママ活となると需要が少ないらしい。
「私はバツイチで、大学生の息子は地方に行っている。一人の夕飯が耐えられなくてママ活を始めました」
そう語るアラフィフのまさこさん(52歳・仮名)は、息子の代わりに安いお小遣いで夕食を共にしてくれる大学生を探していたという。これまで十数人とママ活したが、リピートしているのは立教大学に通う4年生。容姿や学歴にはこだわりがなく「スポーツマンで私の手料理をたくさん食べてくれる」ところを気に入っているそうだ。
会うたびに手料理を食べさせて5000円を渡す。当初は「美味しい! 美味しい!」と言って豪快に食べてくれるだけで満足だったというが……。
「はじめは息子みたいにしか思っていなかったんですが、何回もお願いしているうちにだんだん“男”としても見てきちゃって。やっぱり本当の息子じゃないですしね。勇気を出してお泊りをお願いしてみたんです。とはいえ、息子と同い年だし、最後まではちょっと……って気持ちもある。だからSEXというより、添い寝とちょっとイチャイチャしたいなぁって(笑)。彼も実は彼女がいたらしく『添い寝だけならいいよ』って、需要と供給が一致したというか」
夕食を振る舞い、添い寝とハグのみのお泊りで10000円。しかし、相手に彼女がいるということに対して何を感じたのだろうか――。
「確かに、彼女がいることを聞いて寂しいなって感情はありましたけど、嘘をつかずに本音を言ってくれて彼の人柄にまた惹かれたというか……。SEXしてたらのめり込みすぎてたかもしれませんし、今のこの関係がちょうどいいのかも知れません。彼が就職しても続けていきたいなと思います」
お互いに誕生日を祝いあったり、クリスマスなどのイベントも彼女とのデートに差し支えがない程度に過ごす2人は、“母親以上恋人未満”といったところだろうか。

「顔よりも学歴」バリキャリの42歳独身OL
52歳バツイチ女性が求める“母親以上恋人未満”の関係

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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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