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「オリジナルの格言」をつくることで、悩まずに行動できるようになる

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第87回

信念 私たちは普段、自分の信念を自覚していません。「今、何を考えていましたか」という問いには答えられても、「あなたにはどんな信念がありますか?」と聞かれたら、即答できないと思います。それは信念が、思考よりも心の深い部分にあることを示しています。

 たとえば仕事で取引先に連絡するのを忘れていた時に、「連絡しなければ」と考えるのが思考です。そこには「取引先とはしっかり連絡を取る」という信念があります。こうした信念は過去に「仕事の基本は『報連相』」と教わったり、上司に注意されたことで芽生え、取引先に対するその後の行動を生み出しています。

 このように信念がはっきりしていれば、人はすぐに行動できます。しかし、実際は必ずしもそうとは限りません。転職で悩むのはその典型です。転職で悩むと、「仕事ってなんだろう」「自分ってなんだろう」といった哲学めいた問いかけまで浮かんできます。そうした問いかけが浮かぶのは、その答えを知らないから、自分の信念に対して無自覚だったからです。

 では、どうすれば信念を自覚できるのか。もっとも始めやすいのが「AはBである」という定義するタイプの格言です。武田信玄は「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」と言いました。この格言には戦国武将としての生き様が反映された、人間関係に対する主張が込められています。

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常に「とは?」と問いかけましょう

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