あなたの行動を決めている「信念」に気づく方法
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第85回
思考の次に必要なもの。それが信念です。信念は心にある「AはBだ」という思い込みです。それは客観ではなく自分の過去、つまり主観によって作られています。
たとえばラーメンを半分まで食べた時、まだお腹に余裕があれば「もう半分しかない」と感じます。反対にもうお腹が一杯ならば「まだ半分もある」と感じます。どちらも「半分」という客観は同じです。しかし自分の状態によって「もう」や「まだ」という主観は異なります。
ラーメンは一時的な話題で、信念と呼ぶほど重大ではありません。しかしラーメンに限らず「仕事」や「お金」など長く影響が続くものに対しても、年単位の自分の経験から同じように考えています。そうして自分が当たり前のものとして、「これはこういうものだ」と考えているのが信念です。
人は自分の信念に基づいて行動しています。ところが大抵の場合、その自分を駆り立てているはずの信念に気づいていません。人は自分の思考は自覚していますが、自分の信念には無自覚です。信念は思考から掘り起こす必要があり、その作業がメンタルレコーディングです。
信念が常に正しいわけではない
1
2
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
記事一覧へ
『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! |
記事一覧へ
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ