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変形学ランに刺繍を…ヤンキーの“卒ラン”文化はなくならない!? 厚木の老舗に聞く

気づいたら同業者が減っていた

 ヤンキーが減りつつあることは確かなようだが、『ファッションハウスアオキ』が現在に至るまで60年も続いたゆえんとは。こだわりなどはあるのだろうか。 「こだわりなんてないよ。もともと、なりゆきだったんだから。僕は2代目で、昔はクリーニング屋だった。そこから紳士服の店になって、今みたいな他で扱っていない商品が置いてあるヤングカジュアルの店に変わった。そしたら、よく売れたんですよね。以前はメーカーがたくさんあって、似たような店もそこらじゅうにあった。でも、気づいたらどこも潰れちゃったね。振り返ってみると、逆にこだわりがなかったことが良かったのかな。ネット通販もずいぶん前から始めていたから。まだインターネットが一般的じゃなかった頃だから、そのぶんお金もかかった。今はもう実店舗で売れる時代じゃないから、3年前に厚木駅前から少し離れたココ(妻田南)に移転したよ」  お客さんの要望に応えるだけ。青木さんは父親から継いだ店を、夫婦で切り盛りしている。3代目は見つかっていない。 卒ラン だが、悲観することなく、「うちは自然消滅でいいんじゃないですか」と笑い飛ばした。 「いつかはこの店も終わるのかもしれない。今は暴走族とかそういう時代じゃないけど……ただ、無くなることもないと思う。なんだかんだで、今でも毎日、商品を発送しているんだから。注文があるうちは続けようと思っているよ」<取材・文・撮影/藤井厚年、協力/ファッションハウスアオキ>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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●ファッションハウスアオキ(TEL046-221-8798、http://www.aoki2.com
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