更新日:2019年12月04日 14:01
エンタメ

メンズ地下アイドルのサービスが過激化。ハグ、壁ドン、ポッキーゲーム…

稼げるが“売れない”メンズ地下アイドルは幸せなのか?

 “地下アイドル”というくくりでも、男と女で大きく異なるようだ。前出のプロデューサー・鈴木さんは言う。 「結局、メンズ地下アイドルは売り上げがあがりやすいけど、売れにくい。分子と分母でいうなら、分子である売り上げは増えるのに、分母であるファンが増えにくいんですよね。そこは本当に男女の違いかなと思います。僕は両方の地下アイドルを面倒みてきたけど、男のファンって財力には限界があっても『なんとかこの子をこのユニットをメジャーにしてあげたい』 って気持ちがある。だから1枚でも多くワンマンのチケットとかを買って、他のオタクに配ったりするんです。  一方で、女のファンって推しを“独り占め” したいんですよ。チケットを余分に買って新規を増やそうっていうより、1枚でも多くチェキを買って推しを独占したい。ファン同士っていうよりライバル同士と捉えてしまうのかもしれないね。だから、新しいライバルが増えるぐらいなら、自分が稼いで貢ぐ! ってなるんじゃないかな。結局それだと推しのメンバーは稼げても、ユニットは売れないですよね」(鈴木さん)  メジャーで知名度があがっても薄給のアイドル、ファンも仕事も増えないが高収入のメンズアイドル。一体どちらが幸せなのだろうか。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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