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まるでファミコン!ファミコン風ミステリーアドベンチャー第2弾は秋田が舞台

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

●秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花 Nintendo Switch/フライハイワークス/12月24日配信/2000円(税込)  12月24日にファミコンソフトを彷彿とさせるコマンド式アドベンチャー『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』が配信されます。 『ミステリー案内』シリーズの第1弾『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』は、懐かしいドット絵のグラフィックと往年の2時間ドラマのような旅情感ある内容で、レトロゲームファンの間で話題となりスマッシュヒットしました。
秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花

『秋田・男鹿ミステリー案内 凍える銀鈴花』公式サイト

ファミコン期の人気ジャンル

 もともとコマンド式推理アドベンチャーはファミコンの花形ジャンル。『ドラゴンクエスト』の生みの親・堀井雄二さんの『ポートピア連続殺人事件』『オホーツクに消ゆ』。「タバコすう」コマンドが大人を感じさせた『探偵 神宮寺三郎』シリーズ。怖さに震え上がった『ファミコン探偵倶楽部1』『2』。吉本芸人たちが多数登場した『さんまの名探偵』。渋いところでは本格的な推理が好評だった『殺意の階層』……。そのラインナップはバラエティ豊かでした。
伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠

前作『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』

 コマンド式アドベンチャーの良さは、外れの選択肢が枝葉となり、物語への没入度が高まるところ。よく小説は「行間を読む」と言いますが、アドベンチャーゲームの外れコマンドはその行間が可視化されたものと言っていいでしょう。外れのちょっとしたテキストを読んでいくうちに、登場人物の気持ちやその場の状況が見えてきて、気持ちが乗っていくのです。  コマンド式アドベンチャーはハードの進化にともなって下火になりましたが、『ミステリー案内』のヒットでジャンルとしての魅力が再認識された格好です。
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