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監督・水谷豊がヒロインに指名した女優、小林涼子の素顔「苦労を楽しめる女性でありたい」

小林涼子 昭和世代には「傷だらけの天使」で、平成世代には「相棒」で知られる国民的スター俳優・水谷豊。実は映画監督としての顔も持っており、5月10日より第2作となる『轢き逃げ 最高の最悪な日』(東映)が全国公開中だ。  水谷自身も轢き逃げによって娘を失った父親役で鬼気迫る演技を見せる本格サスペンスドラマだが、本作品にて監督・水谷豊の指名によってヒロイン役を演じているのが女優・小林涼子。名脚本家・倉本聰による大作『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系)にも出演中と、ドラマ界のレジェンドたちが認める美人女優の素顔に迫った。

水谷さんが女優として生きる道を照らしてくれた

 今年30歳になる小林涼子。女優としては旬を迎えるが、そのキャリアはすでに15年以上を数える。 「4歳の時に子役としてデビューしました。その後、クラシックバレエに打ち込んでいた時期もあったのですが、怪我で断念し、14歳の時からモデルを始め、翌年から女優のお仕事を頂くようになりました」  ひとつ年上の新垣結衣と同時期に『ニコラ』の専属モデルとして活躍し、『一番大切な人は誰ですか?』(‘04年 日本テレビ系)では宮沢りえの娘役を好演。その後は映画・ドラマを中心に活動するが、20代後半になって壁にぶつかり悩む時期もあった。そんな時期に、突然、水谷から監督作のヒロイン役での指名を受けた。 「ご挨拶したこともお目にかかったこともなかったので、びっくりです! 衣装合わせで初めてお会いして、すごく緊張しましたが、とても優しく接してくださった。父親のような大きな包容力をもった方でした」  その時、水谷自身が綴った脚本には、すでにびっしりと小林が演じるヒロイン・早苗役のキャラクター造型やシーンごとの心情やあり方が書き込まれており、「そこまで想いを込めた役どころを私に託してくれたんだ」と心が震えたという。  そして、撮影中に掛けられたこんな言葉が記憶に刻まれいてるとも。 「『この作品が20代最後の代表作になって、より充実した30代を迎えられるといいね。20代後半というのは、役者が自分の進むべき道を悩む時期でもある。でも、あなたの女優人生はまだ始まったばかりで、これから長く続いていく。だから、今は自信を持って進みなさい』と語り掛けて頂きました。また、水谷さんと岸部(一徳)さんが『俺たちだって、呼んでもらえなかったら明日から無職になっちゃうからさ』と話していらっしゃるのを見て、ひとつの役に向き合うひたむきさを教えられました」 小林涼子
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最終オーディションは5時間
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