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太らない体を作る歩き方「体幹ウォーキング」

金哲彦

金哲彦氏

 体重増加やポッコリおなかが気になる人にとって、最も手軽な運動は歩くこと。有酸素運動の代表であるウォーキングは、脂肪を燃やす効果が高い。しかし、ただ漫然と歩くだけではシェイプアップ効果はあまり期待できないと、ランニングコーチの金哲彦氏は言う。

「どうせ歩くなら、体重を落とすだけでなくカッコいい体形になりたいはず。それを実現するには、体の胴体部分である体幹を使って行う体幹ウォーキングが効果的」

 体幹には、腹筋、背筋、臀筋、さらに体の内側にある深層筋など、大きな筋肉が集まっている。これらをしっかり動かすことで代謝がアップし、脂肪燃焼効果が格段に向上するのだ。では、体幹を使って歩くにはどうすれば?

「まず、日頃の姿勢を見直すこと。ポイントは3つ。1.肩甲骨を軽く引き寄せ、胸を開く。2.おへその少し下にある丹田を意識し、体に一本、芯が通っているような感覚で立つ。3.骨盤を前傾させる。この3つに気をつけて立てば、体幹の筋肉にバランスよく力が入ります」

 金氏によれば、男性の場合、肩や首が前に出て、猫背ぎみになっている人が多いそう。腹筋がゆるみ、腰やひざに過剰な負荷がかかってしまうので、長時間ウォーキングすれば腰痛などを引き起こす危険も高まるのだ。

「正しい姿勢が身についたら、そのまま歩くだけ。脂肪を燃焼させたいなら、1回30分以上、2日以上間隔をあけずに歩きましょう。最も効果的なのは、朝の通勤時間をウォーキングにあてること。朝、運動して代謝を高めておくと、日中の活動でもエネルギーを燃焼しやすくなります。ただし、歩く前には軽くてもいいので朝食をとること。燃焼に必要なエネルギーを補給しておかないと体が飢餓状態になり、ヘビーなランチを食べたくなります。とったエネルギーはしっかり体に蓄積されてしまうから要注意です」

 体幹ウォーキングが習慣になると代謝や血行がアップ。不思議とジャンクフードや高脂肪食を欲しなくなるという。ストレス解消にもなりお酒の量が減る人も多いそう。まずは1週間、内なる変化に耳を傾けながらトライしてみよう。

⇒【後編】では「体幹ウォーキング」の実践方法を写真で解説
http://nikkan-spa.jp/157683

【金哲彦氏】
ランニングコーチNPO法人ニッポンランナーズ代表。早稲田大学時代、箱根駅伝で2度の区間賞を獲得。コーチのほか、マラソン解説者としても人気。著書に『スマートランニング』(講談社)など

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