一方で、ファンがアイドルの誤爆を目撃してしまうこともある。アイドルと風俗通いが好きなサラリーマンのゆうきさん（39歳・仮名）がこう話す。 「僕のお気に入りの風俗店があって。たぶん、店の待機所かなぁ？ 結構、独特なインテリアなんですよね。在籍の子はその待機所で自撮りしてることが多いんです。で、次は誰を指名しようかな～？ とお店のブログを見ていたら、何か見たことあるシルエットで……顔は見えないのですが、絶対に僕好みな感じな子がいたんです。あんまり出勤が多い子じゃなかったんですが、とりあえず翌週に指名を入れました。でも、ずーっと、どっかで見たことあるような派手なソファが気になってたんですよね」 　好みの嬢と会えるのを楽しみにしつつも、何かひっかかるものがあったというゆうきさん。彼がいつものように推しのアイドルのSNSをチェックしていると、まさかの光景が……。 「いつも通り推しのアイドルのSNSをチェックしていたら、全くおんなじソファの前で微笑む写メがあって。気のせいなんかじゃなかったんです。嬢と推しが一致して。すぐに90分の予約を120分にしましたね（笑）。顔バレしてたんで実際に会ったら嫌な顔されるかなって不安もあったんですが、神対応でした。その後、推し仲間に共有して、僕以外にも通ってるオタが何人かいましたね」 　ファンからしたらラッキーな誤爆と言えるのだろうが……。 　必ずしもSNSに真実を書かなければいけないわけではないが、仕事とプライベートの両方で使っている人は、特に気をつけていかなければならないだろう。信用を失ってしまうことだってある。 　アイドルとしては、SNSを通して大きな仕事が舞い降りてくることもあるだろうが、その逆もしかり。使い方次第でどちらに転ぶかわからないのだ。＜取材・文／吉沢さりぃ＞ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』（イースト・プレス）、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』（ともに彩図社）などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X（旧Twitter）：@sally_y0720