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生産終了発表と同時にパジェロのMT中古車を購入。11年落ちでいくら?

 三菱自動車の名車といえば、ランエボことランサーエボリューションとパジェロ。三菱が誇った2枚看板であります。ランエボは10代目で終了。とっくの昔に生産中止になっておりましたが、パジェロも現行の4代目で国内向け生産の終了が発表されました、涙。そんなタイミングで、モテないカーマニア軍団にパジェロが仲間入り! 希少なロングのMTモデルであります。 オートクラブMJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

パリダカの栄光も遠い過去……。生産終了のパジェロを中古で買いました

永福:モテないカーマニア軍団の諸君! このたび安ド二等兵がパジェロを買ったぞ! 担当K:パジェロの国内向け生産終了の発表があったばっかりですから、タイミング最高ですね~。 流し撮り職人:ファイナルエディション(453万円)ですか? 安ド二等兵:そんなの買えるわけありません。’08年式・走行9万km弱の中古車です! 永福:11年落ちかあ。で、いくら? 安ド:車両本体99万9000円、コミコミ123万円でした。 担当K:11年落ちで100万円超えるんだ! それって生産中止発表の影響ですかね? 安ド:いや、発表される前から中古車サイトでずっと検索していましたけど、相場は変わってないです(笑)。現行パジェロ(ロング)のMT車としては、これが日本最安でした! 永福:また日本最安の中古車か……。安ドは以前、日本最安のムルティプラで痛い目に遭ったから不安だな。 職人:フィアットと三菱を一緒にしないでくださいよ~。これ、見た感じすごくキレイだし、大事にされてた感があります。大丈夫でしょう。 安ド:そう願いたいです! 永福:新車はまったく売れなくなっていたが、11年落ちで100万円とは、中古車市場ではパジェロはまだ人気あるんだな。 職人:そりゃあ、一時は一世を風靡したクルマですから。根強いファンはいますよ。現ランエボオーナーとしても、三菱のもう一方の名車に対する憧れは強烈です。
オートクラブ

パジェロは’82年に初代が登場。2代目(’91年)、3代目(’99年)、現行の4代目(’06年)と続いた37年の歴史に、8月で幕を下ろすことに。3.2リッター4気筒ディーゼルターボ(190馬力)のファイナルエディションがシリアルナンバー入り限定700台で販売

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パジェロはパリダカの王者
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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