カーライフ

生産終了発表と同時にパジェロのMT中古車を購入。11年落ちでいくら?

パジェロはパリダカの王者

担当K:考えてみれば職人は、元パジェロイオのオーナーでしたね。 職人:自分は本物のパジェロには手が届かなかったので、やられた! って思いました。パジェロはパリダカの王者ですから。WRCの勇者だったランエボより格上っていう感じすらありますからねえ……。 永福:元・砂漠の王者か……。 安ド:僕にはそういうイメージはあんまりなくて、あくまでファミリーカーとして買ったんですけどね。3列シートのMT車は、なにしろこれしかなかったので。 永福:普通ならミニバンを買うところを、あえてパジェロのMTとはエライというか、ムダというか……。乗ってみると、デカいし重いし、燃費がメチャメチャ悪そうだな! 安ド:いやー、やっぱりデカいクルマはいいです! エンジンは3リッターV6ですし、前を走るクルマが勝手にどいてくれます。デミオじゃ誰もどいてくれなかったんで、すっごく気持ちいいです!
オートクラブ

安ド二等兵のロングは7人乗り。3列目のシートはミニバンほど快適ではありませんが、こだわりのMTで探したのでミニバンは検討外。なので不満なし。レッズサポーターとしても大満足です!

担当K:僕は初めてパジェロに乗りましたけど、目線の高さに感動しました。乗り心地もいいし、なんだからウキウキしますね! 職人:なにしろ名車ですからねえ。 永福:名車が落ちぶれ切った時、特に思い入れなくファミリーカーとして買ったという経緯が泣かせるな。 担当K:これでパジェロファミリーは全滅ですよね? 職人:ですねえ。パジェロミニ、パジェロジュニア、パジェロイオ、そしてパジェロとすべて……。 永福:一時は一族を形成してイケイケだったパジェロが消える。しみじみ泣かせるなあ。 職人:でも海外ではまだ健在ですよ。 永福:海外では三菱の不祥事なんて報道されなかったから、イメージダウンもなかったんだよな。 職人:タイで生産中のパジェロスーポーツやトライトンは、アジアで大人気です!
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砂漠の勇者パジェロを手に入れましたが、砂漠に行くどころかオフロードを走るつもりもありません! だって、このパジェロは家族のためのファミリーカーなんですから!

担当K:安ドさんはこれでどこへ行くんですか? やっぱり河原でバーベキューですか? 安ド:いやー、そういう趣味もないので、一番行くのは浦和レッズの応援ですかねえ。 職人:あ! そこで三菱がつながるじゃない! 安ド:僕は三菱車への思い入れはないんですけど、ずっとレッズサポーターなので、間接的には三菱ファンなんです。 永福:あくまで間接的にね……。 【結論】 パジェロの国内販売中止は、ステイタスの低下が原因でありましょう。さまざまな不祥事がありましたし、パリダカの栄光も遠い過去のものになりました。それらをすべて乗り越えて三菱には頑張っていただきたいです。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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