独身・実家住まいの“子供部屋おじさん”。年250万円の転売で得た「小さな幸せ」とは?
―[貧乏だけど幸せな人々]―
中年のおじさんになっても実家から離れず、幼い頃に親から与えられた部屋に住み続ける“子供部屋おじさん”が取り沙汰される昨今。一見、引きこもりがちで貧乏、不幸な人生にも思えるかもしれないが、本人にとっては幸せだという例もある。現在30代後半で独身の男性・ノリさん(仮名)は都内某所の一軒家で親と同居している。
「春、秋、冬は服を転売して夏は旅。高校を中退してアルバイト生活に入ったけど、ある日をきっかけに転売屋を始めた。この生活スタイルはもう10年を越えているよ」
ノリさんは高校入学後、半年も満たずに中退。以降、週6回のアルバイトをしていたが、ふとした思いで、8000円で買ったジャケットをオークションに出品したところ2万円で売れ、味をしめた。
貧乏だけど夏は毎年旅に出る転売男の生活
正直、「結婚はおろか一人暮らしも厳しい」と感じているそうだが、バイトしていてもどうせ同じ状況なのだから一生独身の転売屋でもいいとノリさんは開き直った。
プチ廃品回収にも挑戦
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1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。
2018年、西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)でデビュー。ライターとして取材地に赴き、その地に長らく身を置く取材スタイルを好む。著書に『ルポ歌舞伎町』、『ルポ路上生活』(KADOKAWA)、『ワイルドサイド漂流記』(文藝春秋)がある。X:@onkunion
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