引きこもり中年を無理やり部屋から出したら…施設送りにされた30代の現実
―[[令和版]負け組の衝撃]―
内閣府の発表では、40~64歳の引きこもりは61万人。これを受けて政府も引きこもり支援を表明するも時すでに遅し。負け組と世間から見放されてしまった引きこもり中年の存在は、とっくに社会問題化している。特に’19年は川崎通り魔事件や京アニ放火殺人事件など、引きこもり中年による凶悪事件が次々と発生。さらには、農林水産省の元事務次官が引きこもりの長男を刺殺する事件も起きている。もちろん、引きこもり中年だからといって全員がトラブルを起こすわけではないのだが……
社会から「負け組」にされた引きこもり中年
だが、それでもこうした引き出し屋に頼む親は後を絶たないと藤原氏は話す。
「8050問題もあり、親はワラにもすがる思いなんです。だからこそ国が本気で対策に取り組まなければ、路頭に迷う引きこもりが増えることになってしまいます」
もはや待ったなしの状況だ。
それでも「親の資産の限界もわかるが、まだ社会復帰できる気はしません」と話す里井さん。タイムリミットは近いのだが――。
【引きこもり支援組織代表・藤原宏美氏】
ニートや引きこもりの訪問支援を行うトカネット代表。彼らが互いを語り合えるイベント「希望の会」も主宰。著書に『独身・無職者のリアル』(扶桑社刊)など
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[[令和版]負け組の衝撃]―
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