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Uber Eats配達員の運転マナーが酷い。被害者たちから怒りの声が続々

 手軽に出前を注文できるとして人気のウーバーイーツ。だが、その配達員の運転マナーについて不満を抱く人は多く、実際に事故が発生したケースも珍しくないのだ。
自転車

※写真はイメージです

副業ドライバーの交通違反、事故が急増中!

 巨大なリュックを背負い、街中をさながら“風”のように駆け抜ける「ウーバーイーツ」。ウーバー社が提供するこのサービスは、客が専用アプリで飲食店に出前を注文すると、店の近くにいる配達員が自転車やバイクで食事を受け取り、注文客のところまで届けてくれる、いわば“出前代行サービス”だ。  ウーバーイーツには最低注文価格などがないため、客は手軽に注文できる。一方で、加盟店は人員や車両など初期費用がかからないうえ、店が自前で行う出前よりも広範囲に届けることが可能。配達員にとってもウーバー社とパートナー契約を結ぶことで、自分の好きな時間帯に働くことができるのだ。  まさに“Win-Win-Win”のビジネスモデルと鳴り物入りで、’16年に日本に上陸すると、わずか3年で加盟店を1万店にまで拡大させた。  このように、ウーバー社が急成長をみせる一方で、最近は配達員による、報酬額や事故補償など待遇改善を求める機運も高まっている。今年6月には労働組合の結成が発表されたばかりだ。  しかし、待遇改善を求める配達員に対し、ネット上では「組合をつくる以前に自分たちの運転マナーをなんとかしろ」「あれだけ乱暴な運転をしておきながら、保険適用を求めるのは理解に苦しむ」などの批判が相次いでいるのだ。

事故を起こしても何もしない配達員

 都内の個人タクシー運転手・松田賢二さん(仮名・58歳)は、ウーバーイーツの危険運転に対し、憤りを感じている一人だ。 「すり抜ける際にあのデカいバッグを2度もミラーにぶつけられましたが、すいませんの一言もない。信号無視や逆走、3車線の幹線道路の右折レーンに入ってくることも日常茶飯事。ウーバーを見かけたら気を引き締めますよ」  実際に事故に至ったケースもある。今年初め、都内に住む山本英子さん(仮名・40歳)は、ウーバーイーツの自転車と接触事故を起こした。 「私の自転車の横に、ながらスマホの男性配達員の自転車が猛スピードで突っ込んできました。子供を後ろに乗せていた私はそのまま転倒して自転車の下敷きになったんです。ものすごく重くて、自分じゃ立ち上がれない状況でしたが、なんとか周りの人たちに助けてもらえました」  この事故によって山本さんは右膝靱帯を損傷。それほどのケガだったにもかかわらず、事故を起こした配達員は何の対応もしなかったという。 「事故後、彼はボーッと立っているだけで何もせず、110番も謝罪もなし。何をどうしていいかわからないという感じだったので、『まずは本部に事故を報告して、次に向かう予定の注文はキャンセルしなさい』となぜかケガ人の私が指示してあげたくらいです」  その後の処理は配達員とのやりとりだけで、ウーバー社からの連絡は一切なかったという。このときに事故を起こした、ウーバーイーツの男性配達員にも話を聞くことができた。 「研修では、細かい交通ルールの説明はなく、『運転には気をつけましょう』ぐらいの感じ。事故が起きたときのマニュアルは一応もらっていましたが、事故当日は持っていませんでした。事故についてはウーバーから保険会社を紹介され、事故処理は私と保険会社で行いました」  結局、山本さんは5万円の示談金を受け取った。事故を起こした男性は事故後、アカウント停止になったが、示談後に解除となり、今も空いた時間に配達員をしている。また、ウーバーイーツの危険運転は東京以外でも問題視されているようだ。 「特に京都は、他の地域に比べて路地が多い。その路地を大きなバッグを背負って猛スピードで走っていくわけですから、接触事故は多いですね」(関西の新聞記者)  果たして、こうした状況をウーバー社はどのように捉えているのだろうか。「Uber Japan」社に質問状を送った。まず、配達員の危険運転に批判の声が上がっていることについて尋ねると、書面で以下のような回答があった。 「Uberにとって、安全は最優先事項です。配達パートナーの交通安全についても、これまでもメールやイベントで定期的にコミュニケーションをとってきました。春には警察と連携して交通安全のレクチャーを実施いたしました」  しかし、世のウーバーに対する批判を見る限り、交通安全意識が配達員全員に浸透しているとは言い難い状況だ。今後、配達員の評価項目に交通ルールの遵守状況を盛り込む予定などはないのか、と質問してみたところ、「現状ご共有できる情報はございませんが、今後もテクノロジーを活用し、アプリの安全機能強化に努めてまいります」という回答だった。
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自転車愛好家から怒りの声が噴出
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