プロ野球選手、甲子園時代の活躍列伝。ソフトバンク今宮は154kmを投げた
平田良介(中日ドラゴンズ)
昨シーズンはセ・リーグ3位で自己最高となる打率3割2分9厘をマークし、中日の核弾頭として活躍。今では中距離ヒッターのイメージが強い平田だが、大阪桐蔭時代の3年夏に出場した’05年第87回大会ではとてつもない大記録を打ち立てている。 準々決勝の東北(宮城)戦でのこと。第1打席&第2打席で連続ソロを放つと、3-4で迎えた7回裏の第4打席では1死三塁から、なんとバックスクリーン右にぶち込む特大の逆転弾。かつて清原和博だけしか達成者のなかった夏の甲子園で1試合3本塁打という大記録に並んだのである。 実は平田は第3打席でもライトフェンス直撃の二塁打を放っているのだが、もしこれが入っていれば、史上初の1試合4発の大快挙達成となっていた。とはいえ、清原の時代はラッキーゾーンがあったため、史上初の“スタンドイン3本”を記録。結局、5試合で22打数9安打11打点、打率4割9厘、本塁打4本。準決勝で敗退したものの、チームのベスト4進出の立役者となったのである。
山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)
1
2
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ