お金

2001年に買った商品の価値は今? テレビ、クルマ、腕時計…

2001年式のベンツならいくらで売れるのか?

 2001年の高級品の選択肢として、プラズマテレビは全く優秀ではなかったわけですが、高級車はどうでしょう。  メルセデス・ベンツといえば、いつの時代でも「高級品」というイメージがあり、ブランド自体の価値は普遍的だといえます。しかし、その車両本体の価値は、中古車になれば安くなってしまうため、普遍的とはいえません。  これは、メルセデス・ベンツに限らず、高級車・大衆車問わず、多くのクルマにいえることですが、新車⇒中古車となれば価値は必ず下がります。  ただし、条件によっては価値が下がりづらい側面もあるため、最近では残価設定型ローンという商品も存在。ですから、クルマの残価は、かなり優秀な部類だといえるかと思います。

メルセデス・ベンツ初代Gクラス(1990年~2018年)

 とはいえ、もしも2001年に新車のベンツを買い、それを今売ったならば、やはりその残価はあまり残らないといえます。なぜなら、2001年のクルマは現在「18年落ち」だからです。  当時、新車価格390万円だったC180(W203)の中古車価格は、現在30万円ほど。新車価格1300万円のS500L(V220)でも50万円程度です。  SL(R129最終型)やGクラスの中古車価格は200万円以上であるため優秀な部類ですが、それでも、当時の新車価格から残価を算出すると、SLは17%程度、Gクラスは35%程度となります。  18年落ちでも、残価「35%」相当のGクラスは、クルマとしては驚異的な数字だと思います。  ちなみに、もしも当時、中古車で124型ミディアムクラス/Eクラスのワゴンを購入したならば、残価は100%となったかもしれません。2001年当時124は、旧型モデルとして安価でしたが、2000年代中盤から名車として評価。今では走行距離10万km以上の個体でも、けっこうな価格で販売されています。  しかし、そういった「残価100%」に限りない近い買い方をしたとしても、クルマの場合、税金や整備代等の維持費がかかるため、本体価格以外にも出費がかかるといえます。
次のページ right-delta
腕時計の場合はどうか?
1
2
3
もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート