知って驚くワインのギネス記録。世界一古いワインや高いワインは?
ギネスワールドレコーズは、60年以上の歴史を持つ、世界一の記録を収集している組織です。黒ビールのギネスを製造しているギネス社が手がけており、書籍『ギネス世界記録』シリーズは、これまでに1億4300万冊以上が販売されました。今回は、このギネス記録のなかから、ワインにまつわる記録を紹介しましょう。
最も古いワインの記録は2つあります。1つが、最も古いアルコール飲料の科学的証拠です。中国河南省黄河渓谷の村で発掘された村の遺跡から陶器の瓶が見つかりました。時代は新石器時代の初期、今から9000年前の紀元前7000年ころのものです。この瓶の中には、果物や酒石酸などの成分が残っており、ビールや葡萄酒の混合物であることがわかりました。
最も古いワインとしては、紀元前5800~6000年頃のものが記録されています。ジョージア州トビリシから南に約50kmのところにある遺跡から発掘された陶器の残骸からワインが入っていたことがわかりました。おそらく、発酵から熟成、保管に使われていたとのことで、8000年も前にワイン栽培とワイン造りが行われていたというのはロマンを感じずにはいられません。
次はちょっと下世話ですが、一番高いワインの価格も気になります。オークションで販売された最も高価な白ワインとしては、2011年1月18日、7万5000ポンド(955万円)で販売された「シャトーディケム 1811年」と記録されています。赤ワインでは2018年10月13日、サザビーズで競り落とされた「ロマネコンティ 1945年」です。価格は55万8000ドル(5990万円)です。歴史の長いワインなので、想像よりちょっと安く感じてしまうかもしれません。しかし、こちら蒸留酒ではなく、醸造酒です。どんな味がするのでしょうか。
最も大きなワインボトルは高さ4.17m、直径1.21mもあります。容量は3094リットルです。スイスの自動車輸入業者が作った記録で、なんとグラスワイン3万杯分を超える容量です。
ギネスブックらしいチャレンジ記録も多数残されています。同時にワインを抜く人数の記録は、2015年スイスで達成されました。ケニアの学校を作るための資金を集めるべく、1054人が集って、同時にワインを開けたのです。 1分間でワインを抜栓する記録は、2001年4月にフランスで達成されました。なんと、Tハンドルのスクリューで1分間に13本のワインボトルを開けたのです。Tハンドルは、一般的なオープナーに付いているてこの部分がないので、真っ直ぐに腕の力で引っ張るしかありません。 ギネスブックにチャレンジした時の映像ではないですが、この人が開けている様子を見たことがあります。スクリューを1本しか使っていないのに驚きました。コルクを引き抜いたら、毎回きちんとコルクを逆回転させて外していました。何事にも達人がいるものです。 片手でワイングラスを持てる数では、2007年にスペインのレストランで39個という記録が残されています。ただ、ギネス記録には登録されていませんが、2012年のヒルトン北京で、片手で51個という記録により破られています。 世界初のソムリエロボットとして登録されていたのは、NECシステムテクノロジーと三重大学が共同開発したロボット。赤外線で液体の違いを認識し、内蔵スピーカーで情報を伝えるというもので、2008年に登録されています。まだ、商用化されていないようですが、ニーズはあると思うので、期待したいところです。 以上が、ワインにまつわるギネス記録です。ワインを飲みながら、雑談するときのトリビアとして活躍してくれます。頭の隅に入れておいてください。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
世界一古いワインの記録は2つある!
最も大きなワインボトルはグラスワイン3万杯以上!
ギネスブックらしいチャレンジ記録も多数残されています。同時にワインを抜く人数の記録は、2015年スイスで達成されました。ケニアの学校を作るための資金を集めるべく、1054人が集って、同時にワインを開けたのです。 1分間でワインを抜栓する記録は、2001年4月にフランスで達成されました。なんと、Tハンドルのスクリューで1分間に13本のワインボトルを開けたのです。Tハンドルは、一般的なオープナーに付いているてこの部分がないので、真っ直ぐに腕の力で引っ張るしかありません。 ギネスブックにチャレンジした時の映像ではないですが、この人が開けている様子を見たことがあります。スクリューを1本しか使っていないのに驚きました。コルクを引き抜いたら、毎回きちんとコルクを逆回転させて外していました。何事にも達人がいるものです。 片手でワイングラスを持てる数では、2007年にスペインのレストランで39個という記録が残されています。ただ、ギネス記録には登録されていませんが、2012年のヒルトン北京で、片手で51個という記録により破られています。 世界初のソムリエロボットとして登録されていたのは、NECシステムテクノロジーと三重大学が共同開発したロボット。赤外線で液体の違いを認識し、内蔵スピーカーで情報を伝えるというもので、2008年に登録されています。まだ、商用化されていないようですが、ニーズはあると思うので、期待したいところです。 以上が、ワインにまつわるギネス記録です。ワインを飲みながら、雑談するときのトリビアとして活躍してくれます。頭の隅に入れておいてください。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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