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2019年政治の“裏”流行語大賞TOP10、安倍首相のポエム演説も…

「2019 ユーキャン新語・流行語大賞」が12月2日に発表され、「軽減税率」「#KuToo」「タピる」などノミネート30語のなかから年間大賞にラグビーW杯日本大会のチームのスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれた。だが、その本家には“大人の事情”で漏れてしまった言葉も多数あるだろう。そこで今回は、真に「世相を表す」ワードをジャンル別にSPA!が決める。今回は「政治編」。珍言も目立った安倍政権の流行語とは?
安倍首相

東方経済フォーラムでの安倍首相。北方領土返還が絶望的な中でのポエム演説にみな唖然

流行語 TOP10<政治編>

●選者/鈴木涼美氏 作家。女性の恋愛や性にまつわるエッセイから時事批評まで幅広く執筆。著書に『女がそんなことで喜ぶと思うなよ』(集英社)など 1位 反日 「もともとタカ派が使う専門的な言葉でしたが、韓国海軍レーダー照射やホワイト国除外などの問題を経て、大衆化しました」 2位 あいトリ 『表現の不自由展・その後』の展示物を巡った議論。「歴史的に日本は悪くないと言いたいがための稚拙な議論に終わった」 3位 表現の自由 「宇崎ちゃん献血ポスターや京アニ被害者の実名報道などのポリコレやセクハラ問題さえ“表現の自由”の視点で議論された」
4位 セクシーに 気候変動問題をめぐる小泉進次郎環境大臣の発言。「入閣して叩かれる対象なのに、こなれた感じで使う無頓着さが面白い」 5位 ウラジミール、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けよう 東方経済フォーラムでの安倍晋三首相のポエム演説。「北方領土問題でロシアに手玉に取られ、一緒に駆け抜けたら終わる」 6位 NHKをぶっ壊す! NHKから国民を守る党を象徴するフレーズ。「流行語大賞に選ばれる一発屋芸人と同じでインパクトは大。名前は頭に残った」 7位 How dare you!(よくもまあそんなマネができるわね) 気候行動サミットで地球温暖化対策に本気で取り組まない各国に、高校生環境活動家グレタ・トゥンベリが発した怒りの声 8位 身の丈に合わせて頑張ってもらえれば 英語民間試験に対する萩生田光一文部科学大臣の発言。「機会の平等は必要だが、能力に不釣り合いな教育は当事者が苦しむ」 9位 桜を見る会 内閣総理大臣主催の公的行事が選挙対策ではと疑惑を招いている。「参加者の呑気な姿は芸人の闇営業の写真にそっくり」 10位 合意なき決定 東京五輪のマラソンと競歩の開催地が札幌に。これを受けた小池百合子都知事の発言。「他人のせいにする小池さんらしい発言」

嫌韓感情を煽り「反日」が大衆化した

「自称保守派やネトウヨの余裕のなさが露呈した一年」。そう語るのは、作家の鈴木涼美氏だ。 「経済的優位性も崩れ、中韓に張り合えるものがなくなりつつある今、頭の悪いネトウヨは焦っています。韓国海軍レーダー照射、平和の少女像、ホワイト国除外といった韓国問題では、明らかにメディアが嫌韓感情を煽っていた。『反日』という言葉が大衆化しつつあるのは戦争を煽る感じがして怖いですね」  歴代最長の在任日数となった安倍政権。盤石さゆえに気が緩んだか、例年以上に珍言も目立った。 「ロシア大統領を『ウラジミール』と、あえてファーストネームで呼び、さらに『駆けて、駆け、駆け抜けよう』。置かれた状況を考えないこの薄寒さは“NHKをぶっ壊す!”以上。あとは身の丈に合った発言を考えるべきは安倍氏のほうでしょう」  桜を見る会の写真も日本の状況を考えれば笑えない。 「五輪後の景気落ち込みに向けて日本は確実に沈没しつつあります。友達と豪華な花見をしている首相の求心力もいよいよ限界でしょう」 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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