仕事

弱者のわたしが歌舞伎町で成り上がった「経営術」<歌舞伎町10億円女社長>

不動産ボスの社長の下で起業したら…

 その次、わたしが見たのはお客様で、彼は10代の頃から不動産のボスの家に住み込みで働いていたそうです。21歳のときにそのうちの1つの会社を任されて社長になりました。  経営の才覚があったのでしょう。彼は5つの会社の社長になりました。でも、やれ演歌歌手の会だの、お相撲さんの会だのに毎回呼ばれて、出席するのは義務の上、お金を払うのは全部彼の役割でした。  その上、ボスの仲間が旅行に行く時は毎回出席が義務でやっぱりお金を払うのは全部彼の役割でした。  ボスが新しい商売をはじめるときは必ず出資を頼まれ、ボスが持っている不動産で借り手がいないときは、借りるように頼まれて、でも彼の中では「ボスがいなければ俺は社長になれなかった」という思いから毎回断らずにボスの頼みは全部聞いていました。

強者だと思う人が現れたら逃げ腰に

上司 ボスが「お金を貸してくれ」と言えば、返済期限も聞かずにふたつ返事でお金を貸します。彼の会社は20年経った今でも、潰れていませんが、ボスに払ったお金は累積で数億、もはや天文学的な数字になっています。  もうおわかりでしょうか? 一見、一足飛びでスケールの大きいことができているように見えて、実は強いものに食われているのです。  商売の世界では、若いとか女だとか全然関係ありません。一番悪いのは「無知」だということ。商売は、本当に超がつくほどの「弱肉強食」の世界なのです。  そのことに気付いてから、わたしは商売的に自分より強者だと思う人が現れたら、はじめから逃げ腰で、あまり関わらないようにし、絶対に深入りしないようにするようにすることを強く心がけています。
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わたしがキャストに伝えた4つのアドバイス
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