仕事

会社に居場所がない40代が「人生を好転させる」3つの処方箋

常識や固定観念にとらわれてはいけない

まだ成長できる人

大室正志氏

 ただし、産業医の大室正志氏は、こうしたビジネス力を高める努力も必要だと話す一方、「一番強いのは、その人が持っている人柄や人徳」だと説く。 「人とうまくやっていく能力は、中高年のサラリーマンにおいては不可欠なスキル。極端な話、ほかの能力が平均以下だったとしてもここが優れていればなんとかなります。  もはやマウントおじさんでは今の時代通用しません。芸能界復帰後に面倒見のいいキャラにうまくチューニングしたタレントのヒロミさんのように、これまでの自分とは変えていく必要があります。  例えば、若い社員に『困ったことはない?』と声をかけるだけでも違います。今後は徳を積むことも必要でしょうね」  人とうまく付き合うことで、成長できる職場をつくっていきたい。 ▼ビジネス力を高めるための3つの処方箋 ・年齢へのこだわりを捨てる ・周囲に相談し、弱みをさらけ出す ・会社以外にも居場所をつくる 【大室正志氏】 産業医。大室産業医事務所代表。健康リスク低減に従事し、現在、30社を超える企業で産業医を務める。著書に『産業医が見る過労自殺企業の内側』(集英社新書)など 【小林祐児氏】 マーケティングリサーチャー。パーソル総合研究所主任研究員。ミドル・シニア層の職場環境事情に造詣が深い。共著に『会社人生を後悔しない 40代からの仕事術』(ダイヤモンド社)などがある <取材・文/週刊SPA!編集部 モデル/河合健志>
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