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工場マニアの聖地は奥多摩にあり…日本一カッコいい巨大施設?

 新宿から電車で2時間。都心からもそう遠くない山あい、JR青梅線・奥多摩駅。
奥多摩工業株式会社

この巨大な施設は?

 その目の前に、工場マニアも廃墟マニアも唸らせる巨大な施設が建っているのを知っているだろうか。

海の川崎より、山の奥多摩?

 駅のホームからも見ることが出来るため、キャンプやハイキング目的に奥多摩駅を利用した人も、異物感たっぷりなこの建物を見たことがあるかもしれない。 奥多摩工業株式会社 豊かな木々が茂り緑に包まれた景色の中に、無機質な鈍色を晒して、サビの赤褐色がそこかしこに目立つ施設は、すでに息絶えた廃墟のようにも見える。しかしここは、現役で稼働している工場だ。
奥多摩工業株式会社

まるで要塞

 とてつもない巨大さで、なかなかその全容を写真に収めることも難しいほど。川を挟んだ対岸の斜面を少しのぼったあたりから、ようやくこの要塞の全景を見ることが出来る。 「奥多摩工業株式会社」というアスファルトやコンクリート・石灰などを製造販売する会社の工場で、この奥多摩駅前の氷川工場では石灰石の採掘や粉砕を行なっている。  工場萌えはかつて男性特有の趣味だったが、無骨で堅牢な容貌がSNS映えすることから、女性ファンも増えており、川崎市の工場地帯を船に乗って海から臨む日帰りツアーも人気を博している。
奥多摩工業株式会社

すぐそばで工場を眺めることができる

 ここ奥多摩工業は、そうした工場ファンの間では聖地とも呼ばれる場所だ。その理由が、川崎の場合であれば海からの眺望という特性上、どうしても遠くから眺めることしかできない。一方でこちらは、工場の敷地内に沿うように公道が通っており、すぐそばで工場を眺め感じることが出来るところにある。

オトナの社会科見学だ

奥多摩工業株式会社 奥多摩駅の山側へ回り込むと、舗装されていない細い道に出る。この辺りに来ると、ベルトコンベアが軋みをあげながらまわる音やガガガゴゴゴというモーター音などが響き、ここが廃墟ではなく生きている工場であることを示すような鼓動を感じることができる。  さらには、石をより分けながらコンベアに乗せていったり、機器を操作したりする作業員の姿を見ることもできる。
奥多摩工業株式会社

社会科見学を楽しむ筆者

 普段の生活で、コンクリートやアスファルトに囲まれて暮らしているが、それが産まれてくる過程を意識することはほとんどない。粉砕された石灰石の粉塵にまみれて真っ白になりながら黙々と作業をしている作業員の苦労を目の当たりにして、感謝の念が湧いてくる。この感覚は、まさしく社会科見学だ。
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