更新日:2023年05月24日 15:44
仕事

突如辞めた新入社員。ピチピチの制服が気に入らなかった?

海外赴任で開放的な気分に? 恋愛を選んだ新入社員たちに絶句

モンゴル

モンゴルのウランバートル

 山本望さん(仮名・38歳)は大学卒業後、日本語教師としてモンゴルに赴任していた。初めての海外での仕事だったし、山本さんは不安でいっぱいだったという。  そんなときに、心の支えになっていた同期が突然辞めてしまったのだ。 「同期の女の子が、現地(モンゴル)で知り合ったアフリカ人と恋人関係になり、日本語学校が始まる2日前に、駆け落ち同然で仕事を投げ出し、モンゴルから2人で去っていきました」  始業2日前に起きた逃避行……。いったい、どうなってしまうのか……。 「その子が担任を任されるはずだったクラスは、他の日本人の先生たちで分担しながら、なんとか業務をこなしました。日本にも求人を出しましたけど、モンゴル赴任を希望する人はすぐには見つからなくて、大変でした」  そして、次第にモンゴルにも慣れ仕事にもやりがいを感じることができるようになった頃、悪夢は再び訪れた。 「違う年度に赴任してきた子で、学校が始まって2か月後に辞めてしまうこともありました。その子は、モンゴル人と同棲していたんです」  日本のようにカリキュラムがしっかりしていなかったというモンゴルの日本語学校。日本人のように神経質な人にはツラかったのではと山本さんは言う。 「彼女は、大変な学校で仕事を続けなくても、彼氏とモンゴルで楽しく過ごせるし、困らないからと辞めていきました。2人共、せっかく異国でチャレンジするために来たのに恋に走って、責任感も無く、辞めていったのは非常に残念です」  海外では、心が開放的になるとよく聞くが、恋愛をして仕事まで辞めてしまうことに驚いた。ちなみに、山本さんは……任期を終えたあと、モンゴル人の男性と結婚したそうだ。現在は日本で幸せに暮らしている。  決断は早いほうがいいとはよく言う言葉だが、同僚や同期にとって、すぐに辞めてしまう仲間がいるとモチベーションが一気に下がってしまうことは確かだろう。<取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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