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借金500万円無職のギャンブル狂がコロナで借りた緊急小口貸付20万円

支援のサービスが始まったときが狙い目!

 また、申請する“タイミング”も重要だと続ける。 「こういう行政サービスの申請は早いほうが絶対にいいです。もうすでに窓口が混みだしてしまっている役所も多いとは思うのですが、混んでいない状況だと親身に話を聞いてくれます。ボクは制度がスタートしてすぐに申請に行きました。ただ、そのとき手払いのバイトをしていたので、収入を証明するものが何もない。それで相談したところ『じゃあ通帳の入金履歴だけで大丈夫です』となったんです。その後の貸付の証拠としての提出では、本当に通帳の入金履歴だけでオッケーでした」  ただ、犬さんもコロナの影響で3月はほぼ収入がゼロで無職状態。働きたいがコロナのせいで仕事がないというのは事実だったという。仕事があった1月と2月の収入と比べると90%近く下がっていた。貸付金の申請が通りやすい状況だったのは間違いないようだ。

次に申請するとしたら規制が緩和される“住宅確保給付金”だ

 犬さんが他に申請しようとしている給付金や貸付金はあるのか聞いてみた。 「僕が今回給付金を選ばなかったのは源泉徴収票とかが必要になるからです。手払いの仕事をしていると、それだと申請にかなり手間がかかると考えて“緊急小口資金”を選びました。次に申請したいと思っているのは、新型コロナウイルスの影響で要件が緩和された“住宅確保給付金”です。単身世帯だと、上限5万3700円の給付金が原則3か月もらえます」  支援サービスを賢く利用することは生きていくうえで必要なこと。だが、この貸付金も給付金も元をたどれば我々が日々払っている税金から出ている。本当に困窮している人や世帯に、このお金が行き届くことを願っている。 【犬】 フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。 <取材・文/すずきおさむし>
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