冷蔵庫の“やってはいけない”メンテナンス。寿命を縮める意外な習慣とは?
冷蔵庫は、我々の生活に欠かせない家電のひとつ。高価で長く使う物だけに、いざ新調しようとすると、どのポイントに注目して冷蔵庫を選ぶといいか、悩む人も多いだろう。そこで総合家電エンジニアとしてさまざまなメディアで活躍する本多宏行氏に「失敗しない冷蔵庫選びのポイントや長く使うためのコツ」を聞いた。
冷蔵庫を新調する際、最も注意すべきポイントは冷蔵庫の定格内容量。本多氏によると、「世帯人数ごとに冷蔵庫の定格内容量を算出できる計算式がある」という。
「その計算式は、“70L×使用人数+常備品100L+予備品70L”です。リットル数は固定となるので、使用人数を当て込めば冷蔵庫の基本的な定格内容量が求められ、一定の目安を知ることができます。定格内容量に迷われたときはこの計算式を参考にしてみてください」
結婚を機に冷蔵庫を買い換えるときなど、以前よりも大きなサイズの冷蔵庫を選ぶ場合は、事前に住居への搬入路を確認しておくことも欠かせない。
「冷蔵庫が届いてから搬入路を確保できないことが発覚すると、玄関ではなく窓からの搬入となり、追加費用が生じたなんてことも……。搬入要員を増やすために、搬入日を改めることも考えられます」
冷蔵庫には、ドアが片開きのタイプのほかに、観音開きのフレンチドアのタイプが存在。フレンチドアはデザイン性にも優れたものが多いが、本多氏は「ドアの開閉方向が異なる冷蔵庫を選ばれる場合も注意が必要」と警鐘を鳴らす。
「右開きと左開きの違いが要因となって使い勝手が変わってしまうことや、壁などが要因となってドアの全開閉が困難になってしまうこともあります。フレンチドアを採用する冷蔵庫も多くなっていますが、大きいお鍋やお皿の出し入れを優先する方々は、片開きの冷蔵庫を選ばれているのではないでしょうか」
また、食材などを冷蔵、冷凍保存することだけで考えれば、どのメーカーも同じ冷蔵庫だと考える人が多いはず。だが、それは大きな間違いとのこと。
「メーカーによって冷蔵庫に搭載される機能や庫内スペースなどはさまざまです。機能面だけではなく、価格を確認することも含めて家電商品販売店に訪問されることをおすすめします」
世帯人数に合った冷蔵庫の定格内容量の選び方
ドアの開閉タイプやメーカーによる違いもチェック

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