若年ホームレスを支援する26歳女性の挑戦 「コロナで相談が倍増しました」
当初は賛同者集まらず…。現在は10社ほど紹介できる態勢に
当初は賛同者を見つけるのが大変だった。「寮付きの仕事自体が数少ない中で、はじめはひたすらテレアポ、飛び込み営業でした。『なんでそんな人たちを雇わなくちゃいけないの?』『仲介手数料を払わなくても嫌だ』と言われることもありました」と振り返る。
現在では製造、建設、介護、新聞配達、警備など関東近郊を中心に10社ほど仲介できるようになった。時季によってはリゾート求人も入ることもあり、業種の幅も広がっている。
一方、うまく就職できても、その後定着しなかった人も中にはいる。これまで100人余り就職したが、2か月以上仕事を続けた人は約70人ほどだ。市川さんは「無理やり仕事を紹介しても、続けることはできないのでその人のためにはならない」とした上で、相談者の要望に応えるためスピード感持って仲介することを意識する。
「誰もが孤立することのない社会の実現を」
新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren
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