中古スマホの狙い目は?売れ筋を秋葉原のスマホショップで聞いてみた
スマホの買い替えタイミングって難しいですよね。たいていの人は、バッテリーの持ちが悪くなった、動作がモッサリしてきたなどと感じたり、故障したときに買い替えているのではないでしょうか?
なかには「新機種が出るたびに買ってるぜ!」なんて人もいるかと思います。
とはいえ以前と違い、2019年10月に電気通信事業法が改正されたことで、キャリアによる端末の大幅値引きがNGとなり、今では安価にスマホを買い換えることが難しくなりました。また、格安SIMなどのMVNO「仮想移動体通信事業者」が台頭してきたこともあり、キャリアにとらわれずSIM単体契約とスマホ購入を別々に行う人も増えてきました。
その結果、国内でもSIMフリー端末を目にする機会が増え、国産だけでなく海外メーカーの端末も公の場に登場してきました。さらには日本では、2020年3月に5G「第5世代移動通信システム」の本格的な実用が開始され、新たなスマホ戦国時代が幕開けとなりました。
さて、そんなスマホ業界ですが、最近はゲーミングやら5Gやら何を選べばよいのかわからなくなっています。というわけで、今回は常時1万台近くの端末を在庫している秋葉原のスマホショップ「イオシス アキバ中央通店」にお邪魔し、最新の売れ筋を聞いてみました。
これまでは、実質0円キャンペーンなどもあリ、「本当はそんな機能を使わないけど、せっかくだからハイエンド機種を」という人も多かったのですが、現在ではハイエンドはハイエンドなりの価格でしか買えないため、「だったら自分はミドルクラスで十分」とミドルクラスを選ぶ人も増えているとか。その結果、ハイエンドの未使用新品端末が、中古市場へ流出しにくくなりました。そんなわけで、新古品や中古でも、価格が熟れているミドルクラスが売れ筋ランクの上位を占めているそうです。
特に、イオシスでは7月上旬現在、
・Galaxy A7
・Huawei nova Lite3
・Xperia Ace
の未使用品が約2万円ほどで購入できると言うこともあり、売れ筋の人気アイムになっているそうです。
では、ハイエンド機種は売れていないかと言うと、そんなことはありません。最新機種が販売され1世代前となったSoftbank版「Xperia1」は、使用品が安価で大量放出ということもあリバカ売れしているとか。
イオシスの特徴の1つとして、ゲーミングスマホや日本未発売のハイエンド機種など、日本国内では手に入りにくいスマホが揃っていることもありますが、最近では海外メーカーのOPPOとエヴァンゲリオンがコラボした「OPPO Ace2 EVANGELION 限定版」なども人気アイテム。12万円と高額ですが、国内で購入できないこともあリエヴァマニアにはタマラナイ一品となっています。
Android端末の最新の売れ筋はミドルクラス
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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