古いスマホをドライブレコーダーにする方法。スマホドラレコ映像の映り具合は…
スマホを買い替える動機は人それぞれ。バッテリーの劣化だったり、新しい性能が欲しかったりと色々な理由があると思います。
その際、買い替えて手元に残ったスマホはどうしていますか? 2018年にカーメイトが行なった調査では、約60%の人が手元に保管していると回答しています。
故障してしまったのでそのまま保管と言う人もいると思いますが、なかにはまだ使えるけど新機種にしたのでそのまま保管しているなんて人の割合も多めとなっています。そんな手元に残っている「使わなくなったスマホを有効活用しよう!」というのが今回の企画です。
さてひとえに有効活用と言ってもいろいろな用途が思いつくと思います。ポータブルナビ、ポータブルプレイヤー、サブ端末、子供用端末など思いつく用途は人それぞれかと思いますが、今回はドライブレコーダー(以下ドラレコ)として活用する方法をご紹介しようと思います。
ドラレコ専用機は大手ネット通販でも安価な価格で購入できますが、性能は様々で、なかにはトイカメラ並にひどい性能の製品もあります。とはいえ、GPS連動や駐車監視など豊富な機能を取り揃えたドラレコは価格も非常に高いため、簡単に手を出しにくいのが現状です。
そこで目をつけたのがスマホ。スマホは電子機器として非常に優秀で、通信システム、GPS、加速センサー、ジャイロセンサー、手ブレ補正と言った高機能ドラレコ以上の機能を最初から内蔵しています。ですのでドライブレコーダー代わりとして利用しても問題なく運用が可能なのです。
では、実際にやってみましょう。ドラレコとしてスマホを運用するうえで必要な物は次の3つです。
・スマホ本体
・スマホホルダー
・記録媒体のMicroSDカード
自宅に眠る中古スマホを活用すれば、スマホホルダーとMicroSDを買い揃えても、わずか2000円ほどと非常にお得な価格です。ただし、スマホホルダーで注意するのはエアコンの吹き出し口に設置するタイプでなく、オンダッシュやガラス面用の吸盤タイプにする事です。
エアコンタイプのホルダーでは、小さいスマホの場合ダッシュボードに隠れて映像が映らなくなってしまい意味がなくなってしまうからです。長時間運用する予定の人は給電ケーブルもお忘れなく。
さて車載用の準備ができたら次に用意するのがスマホアプリです。今回はAndroid端末のXperia X Compactを利用するのでGooglePlayからドラレコアプリをダウンロード。ユーザーインターフェイスが使いやすそうな「CETRAS(セトラス)」をダウンロードして利用してみます。この防犯ドライブレコーダーのCETRASは、ドラレコ以外にも地域の見守りや定点監視カメラにも使えます。
設定は簡単。録画設定から映像保存先、録画解像度、利用シーン別簡単設定を設定します。設定が終わったら、次はいよいよ車載です。
なぜドライブレコーダーとして古いスマホを活用するのか?
はじめてのスマホドラレコ運用前の設定編
1
2
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ