断糖高脂質食ダイエットに挑戦し、見事100日間で12kgの減量に成功。グラビアアイドルの浜田翔子さんとの結婚まで果たした人気ユーチューバーのカブキン氏。ダイエットはいかにして成功したのか。前編に引き続き、“元祖”の金森重樹氏との対談の後編をお届けする。 ＊　＊　＊ カブキン　僕が始めた#金森式。最初は「糖をやめて肉を食べればいいんでしょ」と軽い気持ちで始めた金森式でしたが、停滞期を迎えてからはMCTオイルや牛脂、バターなどの脂を積極的に摂りました。また金森式では栄養素についても知識が深まりましたね。僕が手始めに摂ったのがナイアシンです。 金森　いいですね、サプリは重要です。どんなに断糖高脂質食に切り替えても、栄養が足りない「質的栄養失調」だとエネルギーの代謝がうまく回らず、痩せられませんから。 　特に僕が重要視するのがビタミンB群のひとつのナイアシン。糖質だろうがタンパク質だろうが、脂質だろうが、すべてのエネルギー回路において必要となるものです。逆にナイアシンが欠けるとすべての代謝が止まるといってもいい。カブキンさんは、ナイアシンはどれぐらいの量を摂ってますか？ カブキン　最初はナイアシン100mgを一日3錠から始めて、徐々に500mgにまで増やしました。金森さんは今、どれぐらいを？ 金森　僕は一日に5g摂ってますよ。 カブキン　それはすごい！ ナイアシンはどうしても「ナイアシンフラッシュ」が気になって、おそるおそるでした。今は出ないんですが、最初のころはカラダ全体がピリピリして、赤くなって痒くなりました。 金森　ナイアシンは、血管拡張作用があり末梢血管の拡張により細胞内に溜め込んだヒスタミンが放出されることで起こる体が赤くなったり痒くなる現象。驚く人もますが、これはカラダにとって悪いことではないんです。 　特にアレルギー体質の人は、体内にヒスタミンが多く溜まっているので、激しくフラッシュが出ることもある。ヒスタミンは花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー反応に関係する、それが出尽くすことはカラダにとっても良い。