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昆虫食はゲテモノじゃない。高すぎる栄養価を誇るスーパーフードだった

雇用を生み、経済を回す。昆虫は未来の新しい農業

 高崎経済大学発のスタートアップ企業・フューチャーノートは、コオロギ食品の開発・販売を手がけている。代表の櫻井蓮氏は起業のきっかけをこう振り返る。 「環境科学のゼミでタイのコオロギ養殖農家を訪問したときに、タイの農村部では若者の都市部への流出によって高齢化や過疎化が深刻な問題となっていることを知りました。一方で、食用コオロギの養殖産業が、新しいビジネスとして雇用と経済を支え始めていたんです。“未来の農業”としての可能性を秘めていると感じましたね」  コオロギは欧米の企業も注目するスーパーフードで、丸ごとパウダー状にしたものは牛肉の2倍以上のたんぱく質を含む。 「ビタミンやミネラルも豊富なので腸内環境の改善や美容効果も期待できるといわれています
昆虫食

「コオロギは高たんぱく、高ビタミン、高ミネラル、高食物繊維、そして低カロリーのスーパーフード。そのうえ生産効率も抜群に高いのが魅力ですね」(櫻井氏)

 現在はお菓子を中心に商品を展開しているが、原材料となるコオロギはタイ産にこだわっている。 「タイでは、農家の副業としてコオロギの養殖業が期待されています。私たちが良質なコオロギを輸入して消費を促すことで、過疎化・貧困化が進む農村部の活性化に繋げられればと思っています」
昆虫食

1枚に10匹分のコオロギを配合したゴーフレットは、ココナッツ味とチョコレート味の2種。クリケットパウダーも開発・販売している

 食糧、貧困問題の解決の糸口となる昆虫ビジネス。日本の地域創生のヒントにもなるといえよう。 <取材・文/SPA!昆虫食研究班 撮影/山田耕司>
―[昆虫食のリアル]―
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