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「まさか東京から来てないよね」子供にまで尋問する“帰省警察”が怖すぎる

 新型コロナウイルスの蔓延とともに、一人ひとりのマナーやモラルが問われるようになった。そんななか、自身の正義感を乱暴にふりかざす「自粛警察」や「マスク警察」という言葉が注目を集めた。そして、お盆や夏休みを迎えた8月、案の定、「帰省警察」の存在が多数報告されている。

「自粛警察」「マスク警察」の次は「帰省警察」

里帰り「そんなもんテレビが煽ってるだけやろ……おもてましたから、ビックリというか、ショックで……」  大阪府在住の自営業・住田誠さん(仮名・40代)が四国にある実家に帰省したのはお盆休みの8月10日だった。昨年末に祖父が亡くなり、今年は初盆。例年、妻と子どもを一緒に連れて帰っていたが、コロナ禍ということもあり、今回は一人だけ。自家用車で一泊の里帰りを決めたのだった。 「数十世帯しかない、山間の集落です。うちが初盆だということも、私が大阪にいることもみんな知っているはず。法事を終え、久々にオカンの手料理でも食べようかとしていると、オカンが青い顔して僕を呼んだんです」(住田さん、以下同)  住田さんが母親に見せられたのは、赤い文字で「警告状」と書かれた画用紙。「小さな集落、コロナは来るな」「お前はヨソ者、みんな見ている」などと記してあったのである。 「こんな狭い集落で……とゾッとしましたし、誰がやったのかさっぱりわからない。実家にはいられないと思い、慌てて近くのホテルを手配しました。オカンは泣いていたし、オトンも怒っていた。コロナが落ち着いても『そういう奴』が近くにいるのかと思うと、嫁や子どもを連れて帰ってくるのも不安になりますわ」  一部メディアなどで「帰省警察」などとも言われ特集されているのを「まさか」と思って見ていたという住田さんだったが、本当にそのまさか、自分が巻き込まれるとは……と、ショックを隠しきれない。
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横浜から来た孫を連れてショッピングしていると…
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